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<社会と結び、発信する彼ら>:【アーティストと向き合う】その2、

Suisuiさんを含む5人のアーティストが共同で、「&commons 生活と芸術のためのネットワーク」という集まりを始めました。

以下FACEBOOKにあげられた記事を添付します。


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「&commons 生活と芸術のためのネットワーク」は、アーティストたち自身が、多様な芸術活動を続けていくために必要な知識やネットワークをコモンズ(共有財産)として分かち合うコレクティブです。

 アーティストという職種は、形態にこだわらず場所にとらわれない、そして今現在も新しい在り方や働き方が出てくるであろう変化が常にある領域であるため、問題も多様化し、孤立しやすい性質があります。

 契約や慣習についての事例集や、いざというときに頼れる専門家との繋がりや勉強会を通して、アーティストとして生きていく一助となる機会を作ります。

 また私たちは、芸術活動を行う中で、誰もが誰かの足を踏む可能性があることを忘れずに、真摯に学び、考え続けることを大切にしています。 差別やハラスメントに遭遇した時に、誰に相談すればよいのか、被害者および加害者とどのように向き合えばよいのか、専門的な知識を得つつ学び合う場を築きます。

「&commons 生活と芸術のためのネットワーク」の対象は、日本の法律や慣習のおよぶ範囲での芸術活動を想定していますが、国際的なコラボレーションや、他国・他地域からの学びも積極的に取り入れます。

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 美術の歴史を眺めると、芸術家達は、さまざまな集まりをなしています。ヨーロッパの美術史はいうに及ばず、日本でも、既存の美術の団体に依存するだけでなく、自立的な多くの活動がなされてきました。

「&commons 生活と芸術のためのネットワーク」も、そのような流れをくむあらたな動きだと思います。
 そもそも芸術、美術は、古きに学びながらも、これまでなかった世界を広げていく活動です。これからの展開を期待したいものです。


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