10/13 レポート

おはようございます。
昨晩のマーケットは、大型テック中心に下げた一方、決算が良かったメガバンクやエネルギーセクターは上昇しました。

【米国市況】S&P500続落し国債上昇、中東情勢を懸念-149円台半ば

株価は下落しましたが、株価と逆相関にある長期金利も下落しました。
これは、イスラエルとハマスの紛争による世界経済リセッション入り懸念から安全資産の長期債に買いが入ったことや、連日のFRB高官による政策金利の据え置き発言が理由ではないかと思います。

イスラエルとハマスの紛争、拡大なら世界経済リセッション入りも

フィラデルフィア連銀総裁、政策金利の据え置きを改めて主張

為替はほぼ横ばいでした。
為替介入の報道がありますが、米長期金利が下落し始めてきていることや
来週末の日本CPI次第では、YCC(イールドカーブ・コントロール)の再修正が入って
円高になる可能性もあるかなと思っています。

今年ずっとその想定持っていますが、ずっと外していますが。。。😢

鈴木財務相、為替は「場合によって適切な対応」求められる-円安けん制

原油はイスラエルとハマスの紛争がさらに激化する懸念もあり、急騰しました。

いよいよ3Qの決算シーズンが始まりました。
注目されたJPモルガン・チェースとウェルズ・ファーゴはどちらも良い決算で株価上昇しています。

JPモルガン、7-9月純金利収入が最高-通期見通し上方修正

FACTSETによると
2023年第3四半期決算で、S&P500種構成企業の6%が業績を報告しています。
うち、84%がEPSサプライズのプラスを、66%が売上高サプライズを報告しています。

通期EPSの前回比は
2023年 -0.05%
2024年 -0.16%

バリュエーションは、S&P500の12ヶ月先PERは18.1です。
このPER は5年平均の18.7を下回りますが、10年平均の17.5を上回っています。

これらを総合した予測ですが
S&Pの
2023年末の株価見通しは4,417.66(前回比 -0.05%)
2024年末の株価見通しは4,719.86(前回比 -0.16%)
です。
現在の株価と比較すると
2023年末の株価見通しで+2.03
2024年末の株価見通しは+8.31%

です。

来週も重要指標の発表が控えていますが、個人的には前述したように、金曜日の日本CPIに注目しています。

センチメントは、昨晩の株価下落もあり、悪化しています。
ただ、原油急騰したにも関わらず長期金利が上昇しなかったことに注目しています。
これは原油が上昇しても、今後の世界経済リセッションを予測していることを想定していることだと思います。

長期金利の下落は株価にとってのプラスなので、来週から少しずつ買っていこうと思います。

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