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上級の楽譜

今日の午前中は、そこそこエレクトーンを弾いた。昨日は弾かなかったが、指のコントロールのコツを掴んだ感じがあったので、あまり心配していなかった。実際、あまりレベルは低下していなかった。

とはいえ、私からはかなり難易度の高い楽譜のため、今は右手しか弾いていない。それでも、いちばん難しい部分に合わせると、テンポはオリジナルの77%がギリギリ。スピード感には遠い。

テンポ85~90%に上げ、強弱のコントロールくらいは入れたいと考えているが、どうなることかは知らない。実力をはるかに上回る楽譜なので、1%の変化も大きい。

写真に148とテンポが表示されているのがオリジナル。ディスエーブルボタンを押しておけば、数字の左にあるダイアルでテンポが変わるような気がするが、鍵盤より上の画面で設定している。習った訳でもないので詳しくはない。

ここのところ弾いているのは「千本桜」の右手。エレクトーンの古い月刊誌の楽譜で弾いている。スピードを上げるには、右手だけでも大変な楽譜。間に合わなくても、左手が手伝う余地があるのは1ヶ所だけ。グレードは5級。

上級の中では、いちばん難易度の低いグレードのはず。なのだが、実力を考えると、右手だけだとしても、中級の楽譜があれば良かったと心から思う。上手になりたくて弾いている訳ではない。

ただ、上手な演奏を見聞きはしてきたが、上級の楽譜の難しさを、想像ではなく体感できたのは単純に面白い収穫。

右手だけでも、まだまだのんびりだというのに、更に左手・左足のペダル鍵盤・右足での音量のコントロールも入れられるのかと感心する。

左手・左足の音も、この曲を始めた頃には少し弾いてみた。右手の難しさからするとかなり簡単だと思われた。拍子とずれないので、私のリズム感のなさでもわかりやすい。この曲の音やリズムはシンプルだと思う。

もし良いテンポで右手を弾けるようになったなら、テンポを落とせば左手を合わせることはできるようになるかもしれない、と思うが、それもどうなることかは知らない。

そんな難易度の高さに、習っていない素人が取り組んでみた結果、右手の指先のコントロールは確実に良くなった。というより、良くならないと曲の練習が始まらない感じだった。

テンポを落とすのは落ち着いて弾く練習。無理を承知で速いテンポで弾いたりもする。またテンポを落とす、というようなことをしているうちに、少しずつ弾けるテンポが上がっていく。

そのはずなのだが、コントロールが悪いことで、落としたテンポに対応できずにアタフタしたり。曲を弾く練習以前の問題という感じだった。

無駄にブレた動きをしないために、自分が弾いている手を見るのも効くのだが、それも程度問題ではある。ずっと見ていると、手が動かなくなってくる。コツの適度な組み合わせにより、今日は腕の動きまで気にして練習できた。

今日は、ようやく曲の練習に入った感じがした。上級になりたいともなれるとも全く思わないが、たくさん間違えながらテキトーに楽しんでいる。

とりあえず、下手でもシャープな良い音を楽しめる楽器が、ありがたいのは間違いない。

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