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科博

今日は平日休みで科博へ。いつもより少しは早く出発した。そのせいか、電車から見える波に日光が当たりキラキラしていた。
が、一人の平日休暇でも常設展は見終わらなかった。

自分の気になったところだけを重点的に見るなら、全部は無理でも、かなり見て回れるかと思っていた。体力的にも、今はそこそこ歩けるはずだった。

ついでに地球館のレストランで、恐竜アートされたチョコレートドリンクも飲むつもりでいた。
が、まるでそんな余裕はなかった。

着いてすぐ、目的にしていた日本館の企画展へ。「WHO ARE WE 観察と発見の生物学 国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類」という展示が常設展エリアで開催されていた。

引出しの中に隠されている展示の方がむしろ多い。なので、混んでいるときに行ってしまったのは失敗だった。誰も引出しを覗き込んでいない場所を探しながら動くのは手間だった。

観賞は、見える場所の剥製を見てから引出しの中を楽しむと、改めて剥製を見直してしまう、という感じを楽しむ展示だった。

引出しの上部には、博物館らしからぬ言葉のラベルが付いている。
開けるとまた意外な展開。
収められている物も、解説文と呼ぶのか不明な文章も楽しかった。

回遊する魚。国境のない海。
樹木の分布で色分けされているので、こちらも国境はない。(ピンボケはある)

引出しの中の写真は、あと数枚撮った。が、ここには出さない。開けたときに自分がどう思うかが大切な展示だと思われた。

たくさんあった引出しのタイトルは「はたちせみ」「毛?」「設計図」「1/1模型」「鼻アンテナと手スコップ」など、開けてみないと何だかわからない。
上の「国境ってなんだろう」は、比較的ストレートなタイトルと内容だと思われた。

企画展の後。日本館は建物自体も見どころ。

企画展だけでも意外と時間がかかってしまったのでランチタイムにした。

ランチには、上野駅で買った木村屋のパンを2個持ち込んでいた。小さめのパンなので、あとは、日本館のくじらカフェで、サンドイッチかサラダか何か売っていたのでは?と思っていたがなかった。なので、予定よりも軽めランチだった。

良い天気に恵まれたので、おそらく初めて地球館屋上へ行った。遠くの雲まで見えているスカイデッキで、雲の動きにも遠近法を感じながら食べた。シェード付きのパーゴラがあり、ミストが出ていた。

木村屋のパンは美味しかった。店員さんが言い間違えて訂正していたくらいなので、きっと新しい商品だと思われた朱里あかりかぼちゃ。それからメロンパン。かぼちゃのフィリングは艶々で滑らかだった。メロンパンにも満足。

ハーブガーデンでは、タイムのような植物に小さな花が咲いていた。

そのまま地球館を下りながら展示を見ていた。が、見終わる気がしないので、子どもの下校までに帰れる時間を改めて確認し、地球館の地下は諦めた。前回も行ったフロアなので良いことにした。

それでも、子どもにスルーされるようなところをのんびりと楽しんだ。前に行ったときには、感染症対応であれこれと止まっていた部分が、再開され動いていた。深く楽しめた。

他の来館者も、子どもより夢中そうなママなど、積極的に楽しんでいる様子の大人たちが多かった。

地球館の地下を諦めた結果、日本館の展示を見る時間は確保された。日本館は企画展しか見ていなかった。日本館の建物も楽しみたかったので、そちらを見ずに帰ることは考えられなかった。

日本館中央ホールそばの階段。飾りに日が当たっていた。
もう少し上の階段はもっと明るかった

日本館では、ステンドグラスからきれいに午後の光が差し込んでいた。

その明るい南翼へ吸い寄せられてしまったらしく、南翼の展示のみ見てきたらしい。移動に、南翼先端の階段をメインで使った結果なのか。

南翼先端の階段室。壁のステンドグラスに明るい日光が差し込んでいた。
同じ階段室の天井
少し下りたところからも撮った。柱は後付けに見えた。

予習として再読していた「美味しい進化」は、かなりの範囲を網羅した科学や医学の本だった。今回、初めて科博の様々な展示を「全部繋がってるんだな」と思いながら楽しめた。

ミュージアムショップでは、前に行ったときにも気になったノートを自分用に買った。チョコレートドリンクを飲まなかったので良いことにした。

家族には「東京 お芋ひよ子」を途中で見かけて買った。少し前から、子どもが和菓子を楽しめるようになったらしいので、定番の東京土産は知っていてほしい気がした。秋バージョンのようだったが。

下校した子どもは早速おやつに食べ、美味しいと幸せそうだった。