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少し片付いた?
今日は、自室の植物たちの枯れた部分を少しずつ切った。ドラセナは葉が大きいせいか、切るといつも葉の良い匂いがする。
一旦、片付けようとしていた大量のハイドロボールは、キッチンに近いと作業がしやすいという理由と、保管に邪魔ではないという理由の兼ね合いで、ここしばらくダイニングテーブルの近くに置かれていた。
ベランダに新聞を広げ、その上にハイドロボールを薄く広げてみた。曇りとはいえ、湿度は低め。ハイドロボールの乾燥は進んでいたが、もう少し乾燥させられると思っていた。
結果、乾き具合には特に変化はなかった。むしろ、しっとりしたような…
新聞を途中で取り換えれば良かったのだろうと、夕方近くなり片付けようとして気づいた。しっとりしてしまった新聞に広げておいても乾くほど、良い天気ではない。
それでも、また別な日に広げ直すことにし、ポリ袋に入れ視界から消した。
大して片付いていないがスッキリ。
何年前のことだったか、何かの記事で、片付けについて書かれていた。そこには、片付けたいものを視界に入らないところへ移動するだけでも良い、というようなことが書かれていた。
それを読んだときの私は、右から左に動かすだけで、その物が家にあることに変化はない訳で、それで良いとは思わなかった。いつかやってみようとも、当然ながら思わなかった。
が、いつだったか慌てたときに、そんな雑な片付けをし、意外とスッキリ気分になれた。そのスッキリ気分で生活が気持ち良いと、その後の片付けに限らずポジティブな影響に繋がる。
なので片付けは、中途半端でも雑でも、気になるときは視界から消すようにしている。中途半端なことが気になるストレスよりも、メリットの方が大きいことを覚えた。
そのポリ袋は姿見の裏に置いただけ。大して片付かないが良い気分の日。
視界から消す前、写真を撮ってみると、飾った紫蘭のポストカードの一部が写った。何度見直しても、宇宙人かお化けにしか見えなくなったことに、少し困った。