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#51 男は馬鹿だから

6月最初にこの店閉める予定で、6月の2週目かな、100kmマラソン出るんだけどさ。
あと3週間。
この土日は、レース前の最後のキツイ練習日だった。
土曜に60㎞走って、日曜今日3時間ゆっくりだけど走り続けるトレーニング。

実際100㎞完走するのに、100㎞続けて走ろうとしたら、くたびれてやめちゃう。
そういう練習は効率が悪いんだ。
だから、できる範囲で、やる気も体力も続く範囲の準備をするには、練習のコツがある。
例えばこの土曜日60㎞走ると、それだけでも相当疲労がたまる。
でもとりあえずやりきれるだろ。

で、一晩寝てもそんなに回復するわけじゃない。
でも、多少は回復していてやる気になる。
そこに今日3時間ゆっくりでも、歩いても、立ち止まっても座らずに3時間過ごすと、100㎞マラソンの後半、きつくなってきたときの練習になるんだ。
何の練習かっていうと

■ きついけどあきらめない

練習なんだ。

人間の脳は、少しでもきついことがあると、やめさせようとする。
明日仕事があるとか、半分ぐらいでもやらないよりはましだ、とか、上手に言い訳を思いつかせる(笑)

人間の体って、本当は相当頑張れる。
でも、30%ぐらいのストレスでも、すぐ脳はやめさせようとする。
今回、オレがやった土日のメニューも、脳を鍛えてるんだ。
簡単にあきらめるんじゃない!(笑)ってさ。

3週間後、やっぱりきついと思うけど、何も準備しないより、ずっといいんだ。


・・で、実際どうだったかっていうと、土曜日は53kmでリタイアだった(笑)

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あー、あきらめちまったー(爆笑)

まあ、理由はある。
体に痛みが出て引かなかったからなんだけど。
んー、言い訳だよなー。
まあ、笑ってくれ!(笑)

でも、今日の3時間走はできた。
あとは、多少走るけど、この土日の疲れをとっていって、レース当日に良い状態に持っていく期間だ。

ボクサーが、計量パスして試合までの時間に、やっと好きなものを食べられるような、至福の時間が3週間だよ(笑)

さっそく、焼肉〇イクでいただいた!

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・・・
そろそろオレ55歳だけど、何やってんだろうかね(苦笑)
まあ、男なんて馬鹿なんだよ(笑)

江戸時代に、好色一代男ってあっただろ。
井原西鶴が書いた娯楽話だ。

但馬(たじま)の国、兵庫県だ、そこの大金持ちの息子が主人公の世之介。
そもそも父親が遊郭遊びで作った子なもんで、7歳でトイレで女中に変なことしようとしたとか(笑)、女の行水のぞくとか(苦笑)
初体験が11歳で、道行く男まで口説いたってんだから、もうぶっ飛んでる(笑)

で、神社の巫女を口説いて、ばれて、髪をそられるとか。
もう・・54歳のオレと同い年の頃には、相手にした女性は3742人(笑)
美少年も725人食った(笑)

で、エンディングは「もはや日本でやり残したことはない」と、友達7人と「好色丸」なんていう名前の船で、女護ヶ島(にょごがしま)を目指して出帆した。

・・・どこだよ、その島!(爆笑)

映画になって、若かりしの中村珠緒も出てたらしい。
その映画での世之介のセリフ

■ 女は弁天様や。女を鬼にするのは男の甲斐性のなさや。将軍様も女から生まれる。女が一番偉いんや。

なんか納得しちゃう、オジサンのオレなんだけどー(笑)

要は、江戸時代、平和だったんだな。
こういうエロ小説?がバカ売れしてた。
今でも、町場じゃなくて田舎いくと、おじさん、おばさんがエロ話してたりする。
分かりやすい娯楽が世間で楽しまれていた時代。
西鶴はそのパイオニアだったわけさ。

・・・
芭蕉の時に話したと思うけど、井原西鶴は、芭蕉と同時代の人だった。
奈良平安から続く57577の和歌が、グループで楽しむ連歌に変わり、貴族が作るものから一般庶民が楽しむものになっていった。

西鶴は、そんな57577を神社などで人を集めて、一晩で何句作れるかチャレンジした!(笑)
次々矢を射るように和歌を作るから、「西鶴矢数俳諧」なんて言った。
そのライブを見に、人々が神社に集まった。
メモしている人もいるけど、だんだんメモできなくなって、正の字を書くだけになったとか。
で、1600句から始まって、最高が一晩で2万3500句!
西鶴、馬鹿だよなー(笑)

こんなふうに、誰でもなんでも作れちゃうじゃんとなって、芭蕉は、伝統をどう受け継ぐか考えて、連歌の最初の575の発句を独立して「蕉風開眼」として、明治の俳句につながる独自路線を行った。

西鶴は、あっさり和歌連歌を捨てて、娯楽話に進んだってわけ。

・・・
平和だとさ、文化が広がるよな。
今のクール・ジャパンのアニメだって、こういう流れを汲んでるんだな。

そうそう、夕べ、きついトレーニングの打ち上げで飲んでて、移動の電車でさ、スマホいじったりうつらうつらしてたりしたら、隣に若い女の子が友だちと座った。

まあ、どうでもいいから、目をつぶってたら、前に座ってた男子2人がなんかその女子に話しかけた。
「めっちゃかわいいですよね。コイツがすげえ気に入っちゃったんだけど」
「やばいですよね。インスタ交換してくれませんか?」

女子の方は、楽しそうに受け答えしてて、でも、それ以上は男子に付き合わないようにしてたかな。

うーん、久しぶりに見たナンパの現場。
馬鹿だよなー男って(笑)。

でも、オジサンはうれしいなあって目つぶりながら思ってた。
男は行かないと!(笑)
だから、女も選ぶという頭が働く(爆笑)
いやいや、これが人間の当たり前の姿だから(笑)

・・・
まあ、オレのマラソンネタなんて、おもしろがって聞く女子はいない。
でも、オレは50代になって、なんかよくわかんないけど夢中になってるんだな。
そうだよ。
女子には相手にされなくても!
バーカッ(爆笑)

・・・
男子は盛り上がって、女子にはまったくウケない歌かけるか。
サザンの「女呼んでブギ」

■ 女呼んでもんで抱いていい気持ち
  夢にまで見たrug ando roll
  女なんてそんなもんさ

  あんたに声かけられりゃ女は迷う
  それがウソだとて女はチョイとダメなんて言わねえさ
  あんたモテるね 気になる男よ yeah
  More.more,more,ah本当の気持ちは
  女呼んでもんで抱いて

馬鹿だなーって思うシリーズで、ユニコーンの「服部」もいいね。
30代の男が20代の男に言ってる歌詞。

■ 君の取り柄 足の長さ ただガムシャラに 押しの一手
  肩の力抜けよ
  ベイビー楽勝 楽勝 君はまだ20歳

  アタマ冷やして 話を聞けよ 愛の技と余裕と車
  誘ったのは彼女の方
  ベイビー楽勝 楽勝 ライバルは20歳

  粋も甘いも 知り尽くすには
  10年早い お家に帰って泣いてろ

  大人の恋なら キャリアが必要
  その名も服部 世界を独り占め
  遊びも本気も マジメもみだらも
  まとめてお相手 never never ネバネバー

20代と30代。まあ、50のオレからすると、どっちもどっちだけどな!(笑)

さわやかにきりっとしたビールでもうちょっと飲んでみようか!

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