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「勘違い野郎」からの卒業

初めてのnoteは 
「MAKERS UNIVERSITY U18 THINK BIG CAMP」
 きみに決めた。

MAKERS U18は「もう、超えてこ、今。」を合言葉に集まった約30人の高校生の熱い熱いコミュニティ。
詳しくはコチラ

このコロナ禍で前半オフライン/後半オンラインというイレギュラーな開催であったが自分はジェットコースターに乗っているかのように喜怒哀楽を相当短いスパンで行き来し、成長できたところ/できなかったところ、新しい自分の発見/超えきれなかった自分、をたった6日間で全て感じた。カオス。
そして、これからも共創しようと誓い合った掛け替えのない仲間ができた。

だから至急この経験を、今の思いを整理して言語化せねばと思い書く。

高校生活終了目前で訪れた最初で最後の挑戦するチャンスを掴んで得た
「勘違い野郎」という気づきと決意表明をここに記す。
もし“そうじゃない”俺になっていたら引っ叩いて欲しい。

「0→1人間ではなかった」人と本気でぶつかったからこそ見えた自分(前半3日)

自分はずっと「0→1」人間だと思っていた。
それは、マイプロブラインドeスポーツという新しい活動を始めたことやヴェルディカレッジで0→1を約1年間意識して来たからだ。
でも、今振り返って見ればブラインドeスポーツ以外に自ら生み出した“1”はない。それでも新しいことを生み出すのは好きだから自分のチームでの役割もそれだと思った。

でも、そうでないことが、
というより、自分ができることは0→1ではないということが前半3日間でわかったし、それに伴い新しい自分も見えた。

前半3日間は5,6人のチームで1つのアジェンダに取り組むというものなのだがここでチームとしてぶつかったものはアジェンダだけでなく人だ。
チームはあゆ・あんな・たっつぁん・とも・伴走メンターのあゆみさんと自分の6人。

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ここまで18年の人生でこんなに本気で人と向き合ったことはなかったと振り返る。チームのみんなと本気でぶつかったタイミングは3日間で2回あった。

1回目は

「みんな信頼できてる?」

2日目の昼、伴走メンターのあゆみさんに問われ一旦アジェンダから離れてチーム一人ひとりと向き合い本音を言い合ったこと。

自分たちのチームは事前にZoomMTGを何回か重ね割と関係築けていると思っていたが、蓋を開けてみれば自分もみんなも心のバリアを作っていた…笑

ここで本当にみんなを信頼しきっていないことに気づいた。
こんなにも人を信頼することは難しいことなんだと、
信頼したいのに言動が伴わない自分に腹がたった。

2回目は

「いい加減に気づけよ」

2日目の夜、みんな考えが煮詰まってなかなか前に進めていなかった自分たちに
「意思決定者を決めたら?」と他のメンターさん(正確に誰か覚えていなくてごめんなさい🙇‍♂️)にアドバイスをもらって、誰にしようか決めあぐねていた時のこと。

自分は今まで確かにZoomMTGを設定したりチームをまとめる言動をしていたかもしれないが、リーダーとして自覚はしていなかった。チームの方針としてみんなで納得するまで議論して進めるという認識だったからなおさらだった。

意思決定者を出すということはこれまでの方針を変えることで、なった人には言うまでもなく重く責任がのしかかる。みんなの信頼が築けていないとこれはできない。

そんな時にガツンとたっつぁんが気づけと言ってくれた。
あの空気感は本当に忘れられないほどに重苦しいものだった。

でもそこで自分の心の内にしまっていた全てをさらけ出して覚悟は決まった。ついに

「僕についてきてください」

と頭を下げた。
チームをゴールに導く手段としては論理的に物事を考えられるともと言う選択肢もあったのだがチームのみんなが自分をリーダーにさせてくれた。
その時一気に感情が涙として現れて…たっつぁんが抱きしめてくれた。
いや、たっつぁんいい奴すぎるだろ。(コロナ禍で密になるなというのはそうなんだけど…こればかりは大目に見てください🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️)
普段、感情の起伏が少ない自分から涙が出たことに自分でも驚いた。

現状を把握し仲間を理解し適切な時に適切な決断をする。

俺はこれから起業をする。それがどんな目的であれ規模であれ経営者になるということであり、相当の覚悟がいる。その覚悟は全くできていなかったし実感もまたなかった。

リーダーとしての覚悟を持った2日目の夜からも大きなミスはした。それは「決めなきゃ」という思いからチーム内でのコミュニケーションを疎かにし、とにかく進めようとしたことだ。

リーダー=決断すること≠コミュニケーションをしない

つまり、決断するということがコミュニケーションをしないということにはならず、むしろ一層コミュニケーションをする必要があったと今振り返ると思う。
反省。。。

そんなこんなでチームは築かれていったわけだが、アジェンダの方も必死にみんなで考えたものが3日間で計3回は白紙になっていたりしてみんな死ぬ思いで取り組んだけど結果として目標だった実際にロボットを作ると言うアウトプットまでできなかった。チームをゴールに導くためのリーダーだったのに不甲斐ないし悔しすぎる。

まさかこのアジェンダワークでチームビルディングについての学びがあるとは思っていなかった。
このワークのおかげで自分には0→1は向いていない(むしろ1を大きくする方が向いている)人間だと気づけた。
そして、自分なりのリーダー論について考えるきっかけになった。

とはいえ、リーダーとしても何にしてもスキルが圧倒的に足りないのでこれからインプットしまくる。

見えていなかった自分に足りてないこと(後半3日)

後半3日間は自分と本気で向き合って名だたる起業家さんたちにぶつかっていく時間。

奨学金提供者の
佐俣アンリさん・山田進太郎さん・黒越誠治さん・小笠原治さん

イノベーターの
佐々木一之さん・高橋博之さん・林千晶さん・丸幸弘さん・宮城治男さん

という誰から見てもビッグな方々と話せるのだからMAKERS生のほとんどは後半3日間の方が刺激・学びも多く精神的にも追い込まれるはずだ。

けど、自分は違った

「NPO母体の株式会社にする」
「会社を経営していく上で短期中期長期の目標をどのように決めるのか」

など自分にとって必要な学びは聞き得ることができたし、小笠原さんと1on1でメンタリングをして頂いた時も話したいことは話せたし、何より実体験を元にした相互理解の価値については「なるほどね。いいね。」と否定されなかった。

でも、「何か違う」

何か物足りなかった。
もっと自分について深められたと思うけど、何をこれ以上考えればいいのかわからなかった。
今を超えた感覚が全くせず、なんだか不完全燃焼で終わった。

この原因は何か。
モヤモヤを言語化できない…
伴走メンターのあゆみさんに助けを求めた。

「受動的になってたんじゃない?」

前半3日間はアジェンダオーナーの樋口さんも本気で自分たちと向き合って下さったおかげでほぼ強制的に嫌でも成長が求められたし、毎日成長できた。

でも、後半3日間はそんな受け身感覚では何も得られない。

自ら殴られに行かないと

自分は「相互理解の必要性は絶対」で「それを公教育に取り入れて社会を変えていく」というビジョンには確信的な自信があった。
が、あろうことかプロジェクトだけでなくその活動をしている自分自身にも変な自信があったのだ。それは相互理解の上にあぐらをかいた怠慢だ。
それに気づいたのはあゆみさんとの1on1あとで、非常に後悔した。
もっと指摘されるであろう未完成な事業案や活動プロセスを開示してなりふり構わず殴られに行くべきだった。

自分に足りていなかったのはそういう謙虚さだ。

正直これに気づいた時点では言語化できてスッキリしたもののぶつかり切れなかった後悔の気持ちに苛まれていた。

これがきっかけで勘違い野郎からの卒業ができた。
いや、卒業する。

この6日間で得たもの

・0→1人間じゃないけど先頭に立って人を引っ張る素質はある
・自分に圧倒的に足りていなかったのは謙虚さ

そして

・これからも共創していける心から信頼できる仲間

これは自分にとってとてつもなく大きい。
自分は1人で活動している期間が圧倒的に長く、それでいてとりあえず1人で起業しようとしているものだからあまり仲間の大切さに気づいていなかった。
でも、心許せる友達とは違って心底信頼できて切磋琢磨できる仲間を本当は驚くほどに求めていたのだった。これについてプログラム終了後2回は泣いている。心底嬉しくて恥ずかしくて嬉しい。

自分は「人によって成長させらること」が非常に多いと知った。
だから、謙虚さを持って「こいつだったら」と思われる人になる。

最後に、MAKERS U-18 6期生のみんなとの偶発的な出逢いに感謝します。
そして、一緒にもがき苦しみ楽しんだ最高のチームの
あゆ・あんな・たっつぁん・とも
そして、どんな時も寄り添っていつも言語化できない思いを言語化させてくれた最高のメンター、あゆみさん感謝してもしきれません。
これからもよろしくお願いします!!!
(パッション8割だから感情のままに書いたけどなかなか恥ずかしいな)

テックチーム

決意

俺らの子供が大人になるくらいには相互理解を公教育で学ぶことを当たり前にする。




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