妹が難病を自覚してくれません②
今日も妹は元気です。難病なのに。
ちなみにこの文章を書く目的は、いつか病気が進んで動けなくなったとき、一緒に読んで笑うためです。ばあちゃんが寝たきりになった時、たくさんの旅行の思い出があって本当によかったから。動けなくなっても思い出があると、なんというかイマジネーションが活性化する。
ので、頑張ってコマメに書きます。
今、妹は断捨離にはまっており、昔のCDやDVDを引っ張り出して捨てまくっている。つい数年前まで、こんなにサブスクのサービスで何でも見れる・聴けるようになるなんて思ってなかったもんね。
ただ、全部捨ててくれればいいのに、なぜか小さいつっぱり棒を買って重ね合わせたCDでダンベルを作ろうとしている。
ちなみに妹の病状には手足が動きにくくなる事も含まれているため、工作的なことの難度は非常に高い。ガムテープをまっすぐ貼るのも難しい。
というわけで、不揃いにまとめられたCDをぐらぐらさせながら、手作りダンベルができあがった。それでほんまに筋トレできるんか?謎。
妹が何かはりきると、巻き込まれる私達はまあまあ面倒だし、マジ買ったほうが早いやろってことばかりです。でも妹はいつも「何かの役に立ちたい」「何かを作り出したい」という気持ちを持っている、というか渇望しているので、できるだけ応援するように頑張ります。
本当は妹は働きたいし社会の役に立ちたい。難病だけど。もっと自分はできるのに!という気持ちを持て余して、毎日うまく物をつかめなくて落として、転んで、絶望してまた立ち上がる妹をマジ尊敬してます。
でもあのダンベルもどきはほんまにいらんと思うけどな。。言われへんけど。