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あなたの好きな色は何色ですか?

林家ペーさんに聞けば、
やっぱりピンクって答えるんですかね?
林家パー子さんは
「私、実は黒なの。好きな色は。」
なんて低い声で答えられて
恥ずかしそうにパシャ!なんてされたら
そのギャップに好きなっちゃいそうですけど(^ ^)
何度か聞かれたことありますよね。

春休みの平日の初日。
東洋医学バリバリの治療院に向かう朝。
いつも学校に向かう方向とは逆に
江戸川を上るように土手を歩くと、
あっちより、こっちだったな。
という住み慣れた地元民ならではの経験値で期待してた、
この時期だけの菜の花が
まるで絨毯のように敷き詰められた景色。

素晴らしいんですよね。
美しいんですよね。
自然っていう空間に絵の具なんかじゃ表せないような
太陽光を跳ね返すように鮮やかで、
どっかでそれを吸収して透き通ってる黄色。
毎年見てるくせに
(なんじゃ、これ!)
って見えずらくなった視力でも、
ちゃんとココロに染みる染みさせてくれた
景色を見て、

(オレって黄色が好きなの?)
って問いかけてみると、
(いや、そういうわけじゃないでしょ?)
って答えで、
(じゃ、何色よ?)
って聞き返すと、
(え?!なんか聞かれたことあるけど、えー?何色だろ??)
って思ってですね。

そんなことを考えてたら、
「肉だったらさー、牛?豚?鳥?どれ?肉の1位は?」
ってのも良くある会話だなと。
で、あれも毎度困るなって思い出して。

(豚か?)
って思う時には、
とんかつが脳みそに浮かぶ。
あ、生姜焼きたっているぞ!
な感じで、
(牛か?)
ってなると、
焼肉じゃん!焼肉だよ。
わ、すき焼きもいる。
とかってあたりでザワザワするんですけど、
(鳥は?)
までなると、
鳥の皮揚げのこと忘れてだってことで
鳥に謝る。
焼き鳥が浮かんだら土下座です。
なんてなっちゃって
江戸川の土手の菜の花畑みたいなところで
頭抱えてしゃがみ込む感じ(^ ^)
しゃがみ込みはいないですけど、
腹は鳴る。

ま、
わかんない。
選べない。
てか、なにその質問?
意味ある??その質問に??
とかってココロで逆ギレしといて、

「どれも好きだけど、あえてのあえてなら、、鳥かな。」
って答えた時は、
牛と豚に嫌われるんじゃないかって心配までして、、
ってバカすぎますけど(^_^;)

みんな好きなんですよね。
みんなというか、
料理の仕方とその肉の相性ってので、
美味い!!とかって感情が湧いてるんだろうから、
牛VS豚VS鳥
そんな構図自体やっぱりあんまり意味ない気はしますよね。

そう思うとですね。

東洋医学VS西洋医学
みたいな構図なんかは、
やっぱり意味がない。
って気付かされるというか、
そうだそうだ!って自分に賛成する。

どっちが治るか、良いか、本当か?
みたいなのって
意味がなさそうだなと。

好きとか嫌いとかはあって、
合うとか合わないとかもある。
でも、
好きになる時もあれば嫌いになる時もある。
合わないが合うになる日が来たりする。

先月までは緑だった。
その緑だってとっても美しかった土手。
その緑一面のキャンバスに菜の花っていう筆が、
無数の黄色を咲かせてる。
そこを歩く人がいて、
見上げれば、ちょっとやりすぎでしょ?ってくらいの
青。
青い空。

いろんな色がある。
って幸せですよね。

今日ワタシが受けた治療ってのは、
先生がワタシの
状況を聴き
脈を取り、
舌を診て、
ワタシの身体をサワサワして、
背中に鍼を一本。
プチュっと。
そのまま20分横になって休み
チゅって抜いて
脈を取り
ベットで横になったまんま15分休憩してて。
「はい。今日はこれで終わりです。」
って先生の声。

これで4000円です。
1人でやってる先生のところに、
ワタシがいた45分くらいの間に
5人の患者さんが来てました。

こんな色だってある。

そうやって考えるとですね、
林家ペーパーの
ピンク。
いい色ですよねー。
菜の花に負けないくらいは言い過ぎかな(^ ^)
でも、

美しい。


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