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ココロの眼‐おわりに

 ワタシの右目は見えません。
 見えないというより、光を感じることも出来ません。
 なので残った左目を頼りにしてます。
 ただ、見えなくなった原因であった病気を残ってる方も伴ってますから、いつ見えなくなってもおかしくないと言えば、おかしくありません。
 だから、正直なところはこわいです。


 でも、
 ワタシはそれを
 受け入れました。
 受け入れることが出来た。
 というのが正しいかも知れません。


 リラクゼーションという世界で育てられたワタシのどこかにある目ではない眼が、視力では到底視ることのできない何かを視ることが出来るようになった気がするんです。
 それを視力と言い換えて良いならワタシの全身での視力は年齢を重ねるごとにどんどん良くなってきた実感があります。
 正直なところは、ちょっと強がってます。

 でも確かに
 見えなくても視える。
 視ることで見えるんじゃないか。
 そう考えることがワタシに力を与えてくれます。


 何を感じ、何を学び、何を伝え、何を起こすのか。
 ワタシは今までに何を視たか。
 そして、これから何を視るのか。
 それを信じたい。
 そして、
 分かち合いたい。


 ココロが見るものを。

■ 作者プロフィール

渡邉 真一。昭和45年7月4日 埼玉県三郷市生まれ。 父ツギオ、母ミホ。5人兄弟の4男。4人目も男かとツギオは呆れ、4320グラムという出生体重にミホは驚く。ちなみに5人目も男でツギオは呆れ果て産婦人科にいよいよ顔も出さなかったらしい。高校卒業後プータロー生活から脱却するべく求人雑誌を買い、「スポーツマッサージャー募集」という切手2枚分ほどの広告にひかれ、有限会社リバース(現:ボディワークホールディングス)に入社したのは平成元年9月の20歳の時。接骨院の助手、温浴施設での施術、マンションの一室から始まった本社機能の全般を経験し、27歳の時に居酒屋で飲んでる時に社長から営業部長を拝命される。その後、リラクゼーション業界の急成長に伴って成長を遂げる株式会社リバース東京 代表取締役社長(のちに会長)、株式会社ボディワークホールディングス常務取締役としてラフィネグループの経営に従事する。
令和元年12月31日にそのすべての職を退き、現在は鍼灸マッサージ師を目指す学生。専門学校での学びと気づきをブログ
「毎日が授業参観日」で入学式からの日々を更新中。
https://ameblo.jp/20190405/

【目次】
はじめに
第一章 母
第二章 父
第三章 上司
第四章 セラピスト
第五章 伊藤さん
第六章 息子
おわりに 

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