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重心線【じゅうしんせん】

分厚いリハビリテーションの教科書も終盤にやってきてて、
運動学の章に今日から入って、
姿勢についての学び。

正しく、
常に
立ってる
位置。
縦読みで正常立位【せいじょうりつい】という
とっても美しい姿勢は
重力やら身体の重みを上手く分散してくれたりもして
美しい上に健康的なワケですよね。

身体を横っちょから見てで、
身体って頸椎は前弯してて、
胸椎は後弯、腰椎は前弯しててで、
クネクネしたもんなんだけど、
頭から足までのいくつかのチェックポイントたちは
シャキッーと真っつぐ一直線となるべきなのだ。
その直線を重心線という。

そのチェックポイントあげますね。

・耳
・第1頸椎
 →7個ある首の骨の1番上のやつ
・第7頸椎
 →首の1番下ですよね。
・第10胸椎
 →12個ある胸椎の10番目
・第5腰椎
 →5個ある腰椎の1番下
・仙椎の前方
・大腿骨の大転子
 →足の付け根の外側の出っ張り
・膝の前方
・踵と中足骨頭との間
 →くるぶしあたり

耳からくるぶしあたりんところに
真っつぐに、
シャキッーっと
一直線を指標とする
重心線!

で、真っつぐに立つコツは、
①顎を引く
②肩の力を抜く
③腹とケツに力いれる
ってことも教わって、

クラスメイト同士でソーシャルディスタンス保ちながら、
確認し合うわけです。

やっぱりいろいろなんですよね。

いざ、
正常立位を取れ。
ってしてみてもクネってたり、
ナナメってたり、
真っつぐってのは簡単そうで当たり前のようで、
そうでない。

やっぱり姿勢ってのは大事だよな。
って改めてな学びが
重心線という具体的なチェックポイントという知識を得て
質が濃ゆくなった学びに変化しました。

で、
ワタシの姿勢はどっだったかというと、
クラスメイトがワタシを見てくれて、

「ワタナベさんはーーー、」
「んーー、、」
「ん??」
「あ、や、あのーー、」
「ズボンのチャックが、、」


おっ広げ。。

だったのです。
チャックです。

開いてても、チャックの上蓋みたいな余計な布んところが、
真っ直ぐに隠してくれてるくらいの
開いてんだか開いてないんだか微妙な開けっぱっではなく、

ワタシはこんな履きかたをするんです。
ってくらいの潔ぎ良すぎる開けっぱ。。

「え??」
って発すると同時に動いた手の指先が、
チャックの金属が左右にパックリ別れてるのを確認して、
それはチャックの上の方だけじゃなく、
チャックのツマミは身体で言えばくるぶしんところ、
一番下でボーッとしてやがる。。


なにがチェックポイントだよ!
んなことの前に
オマエはチャックなんだよ!
チャックのチェックしろー!

で、
なにが姿勢だよ!
壇上の先生の目の前のオッサンが
ズボンのチャック開けっぱって、
それが生徒の姿勢かよ!
変態としての姿勢正してどうすんだよ!

で、
オマエが目指してんのは治療家だろ?
「はーい。じゃー立ってみてー。」
「ちょっと姿勢をチェックしますよー」
って治療院の先生のチャックが開いてるって、
どんだけシュールな治療院なんだよ!

ってツッコんでる余裕なんかあるはずなく、、、

途端に完全な猫背になって、
膝を折り曲げて、
腹にもケツにも力は入らず、
日光のいろは坂のような
重心線。。

そんな姿勢で
チャックのくるぶしんところから、
チャックの耳んところまで、
シャキッーっと上げて、
左右の金属が絡み合ってチャックは一直線の

チャックの
重心線。。

なに言ってんだか。。
m(__)m


姿勢が大事。

なんだそうです。


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