本音【ほんね】と建前【たてまえ】
今日は眼科の検査と診察で新橋へ。
せっかく新橋に出るならその周辺で美味いもん食いたいなってことで、
スマホのメモに増えてくばっかりの
「美味そうだから、いつか絶対に行きますから、待っててねリスト」
から今日のランチのお店を決めようってなことで、
昨日の晩からリストを睨みつけてたんですけど、
「待っててね」
って感覚でその時はメモはしたはずなのに、
そのあと何度も新橋周辺にやってきても、どうしても足が向かなかったお店が、
銀座一丁目にある「悟空」って中華料理のお店。
チャーハンがめちゃめちゃ美味いと評価の高いお店なんですけど、
「爆盛り」って口コミの文字を見ると、
(ば、爆なのよねぇ。。)
って躊躇してしまって行けてないお店。
待っててねリストの主【ぬし】みたいなところに陣取って
最近はなんなら目障りになってるくらいで、
「あたくしは待ってるのですけど、あーた、全然いらっしゃらないのね。」
って店員さんにデビ夫人を採用して待ちわびてるくらいな存在感をみなぎらせて
なんならこっち睨んでくる感じで。。
でも、リストに長居をしててもずっと行かないってことは、
誰かにもらったから捨てられないけど、
ずーっと新品のままクローゼットにぶら下がってるネクタイみたいなやつと同じことで、
リストにあっても行くことはないのかな?ってことで行かずに消しちゃおうかと思ったりはしたものの、
そもそも「待っててね」ってリストにメモしたのはワタシなわけだから、
ここは責任を持って満腹でキモチ悪くなることさえも享受をして、
爆ってやろうじゃねぇかと今朝、
決心をして行ってきたんです。
行ってきました!
悟空さん。
まず最初に報告いたしますが、
デビ夫人はいませんでした(^^)
まー!ちゃんと、
爆ってました。
あまりにワンパクな量でした。
スプーンで一口分をすくうと、
チャーハンの山が崩れて、
すくったはずなのに量が増えたように見えます。
完食までを前半、中盤、後半に分けるなら、
前半はどんどん量が増えます^^;
パラパラってわけでもなく程よいシットリ加減は完全にワタシの好みのタイプ。
そんなですから増える感覚も前半は悪くありません。
これが中盤となると、普通の町中華のチャーハン一杯食い終えたぐらいは食ってますから、
ギャル曽根さんが大谷翔平くんのような才能の持ち主であることを噛み締めながら、
まだ半分は残ってるチャーハンを噛み噛みしていきます。
後半は朦朧としてきます。
でも、誰かに教わったんだか、おばあちゃんの遺言だかわかりませんが、
(残してはならん。)
ってなんかのルールに従って食べ進めます。
でも、大谷くんや曽根さんのように
後半になってもフォームが乱れない。
なんてわけにはいきません。
テーブルに肘ついちゃったり、
無意識にもう米のないところをスプーンでコキコキしてみたり、
汗も出てくれば、
必要以上に水を飲んだり、
フォームがパラパラ。
それでも、食べ進められるのはこの「悟空」さんのチャーハンの美味さが実証してるんでしょうね。
コキコキで集められた最後のスプーン一杯のあいつを、
口に運んだ時には、
(勝ったな。)
って訳わかりませんが(^^)
待っててね。って自分に応えた自分。
美味かったチャーハン。
満腹すぎる幸せ。
めちゃめちゃ美味すぎる食い終わった後の水。
(はーー。幸せ。)
って。
なったんですけどね、
ちょっとだけ途中に邪魔【じゃま】が入ったんです。
はい。
邪魔でした。
ちょっとした一言【ひとこと】が。
隣の若い女性グループのわちゃわちゃした会話の中で、
「やばーーい」
「てか、すげー量なんだけど」
ってわちゃわちゃな会話はまさに若い女性ならではって感じで、
もし、そこに隣のテーブルに座ってる51歳のジジイが割り込めるなら、
「ねーー、マジでこれやばいよねー!」
って乗れます^^;
これ、でかい!すげー量!とかって見て感じたことの本音【ほんね】ですよね。
わかります。
ワタシもスゲーなと思ったし。
会話のトーンは全く違ってもわかるのはわかる。
そんな会話の中からこんなの一言が飛び込んできたんです。
「てかさ、こんなスゲー量のチャーハン食える人っていんのー?」
「ウキャキャ!!」
って。
ウキャキャ!!はちょっと言いすぎたかもしれないっす(^^)
ウキャキャとは言ってないですね。
ウキャキャって感じの笑い声。
これにはちょっとですね、、
隣でチャーハンをモリモリ食ってる51歳のジジイは、
ココロがムキュキュ。。
ってなっちゃいまして。
(あ、あの、います。ここです。隣です。)
(あの、、満々です。食う気。や、食えます。)
(はい。食える人。いますよ。)
(多分、この店にはそんな人が来てるのよ。)
ってモリモリ食いながらも、
ムキュキュって。
言ってないですよ。
口にはしてないです。
ムキュキュも、上のようなことも^^;
までも、その一言もウキャキャもグループのノリなのはわかる気がします。
食い終わった後、店を出た後の、
(はーー。幸せ。)
って感覚に大きな影響はしないんです。
でも、
考えはさせられるんですよね。
(本音で物を言うことは大事だけど、、)
(建前【たてまえ】ってルールというか配慮みたいなやつが必要だよな。。)
ってことを思うと、
(彼女たちのようなことを、意識のないままにオレも言ったりしちゃうんだろうな。)
って思えたり、
(なるべく思い切って本音を話すことが面白い。)
って自分なりに思ってたことには危険性が常にあって、
それが面白いためには建前というコミュニケーションのルールがあってこそなんだろうな。
その本音と建前の使い手こそが面白い。
と言われる人たちなんだろう。
なんてことを
考えさせられたりして。
今、
マジで、
腹がいっぱいです!
孫悟空の頭んとこに巻いてんの?巻かれてんの?
アレなんて言いましたっけね?
三蔵法師さんがニュ!ってやるとキューー!って悟空の頭を締め付けるやつ。
今日のワタシは完全にアレの逆バージョン。
悟空のチャーハンで腹の方が膨れて、
ベルトが腹にキューーってなって苦しい。
悟空ったら
いつの間にかそんな技を。
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