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家族と来年の桜も、再来年の桜、ずっとずっと、、

桜が好きだ。

あれは忘れもしない学生の頃、ある桜並木。

トンネルがいくつかあり、最後のトンネルを抜けるとそこは別世界だった。

桜吹雪が舞い、まるで桜に包まれているよう。

その桜吹雪を起こしているのは眼下に広がる海の風。別世界に行ったような気分だった。

あれから桜に恋してる。

でも、同じ桜でもあれほど美しい桜はいままで見たことがない。

いつか家族であんな桜を見てみたい、いつかきっと。。。

はじまり

6月末頃、背中の痛みが数週間続いた。

筋肉痛かなと思いながら放置していた。

すると、ある日、胸に締め付けられるような痛みが。

タクシーを呼び、近所の病院へ。すぐに総合病院に搬送となった。・・・病名は狭心症そして戦いがはじまった。

狭心症とは

狭心症(きょうしんしょう)は、心臓の筋肉(心筋)への血液供給が不足することによって引き起こされる状態。

この状態は通常、心臓への血液を運ぶ冠状動脈が狭くなったり、詰まったりすることで発生します。

悪化すると心筋梗塞を起こし死に至ることもあります。

狭心症の症状として最も一般的なのは、胸痛または胸の不快感です。

この痛みは、しばしば圧迫感、重さ、焼けるような感じ、または絞扼感(しょうやくかん)として現れます。

狭心症にはいくつかのタイプがありますが

私は狭心症は変動性と診断された。

そして、ニトロが処方され落ち着くはずだった。

ニトロ

発作が起きてニトロを飲むと毎回痛みの箇所が増えているような、足首がかゆいような気がしていた。

結果、まれにいるニトロに対するアレルギーがあることがわかった。

それからは地獄だった。

即効性のある薬は他にはない。

ただ、ただ、夜中に歯を食いしばって我慢する日々。

20分近く続き救急車を読んだことも何度もある。

ついに

運悪く発作の頻度が多く、症状も重く、心臓自体が弱っていった。

そして、医師からは入院の二文字も見え始めた今日この頃。

息子は未就学なので基本どの病院でも面会にはこれない。となると息子にあえなくなる。

ネットで見ると入院患者の2割が帰らぬ人となるというデータもある。

狭心症はストレスが大きな原因ともある。

だとしたら、息子と会えないことは凄いストレスだ。

もうしばらく自宅で静養する方向で医師に無理を頼んだ。

妻にも無理を頼み込んだ。

でも、夜中に自分が棺桶に入っている夢を見て、うなされたり、発作の痛みに眼を覚ます旅に今度の桜は一緒にみれるかなと不安になる。

決意する

医師に言われた。あれがしたい、これがしたい、これが食べたい、あそこに行きたい。

煩悩が無くなって諦めたら最後。煩悩の塊で生きて行けと。

それなら、あれもこれもやってやる、煩悩なら人に負けない!と決意した。

来年も、再来年もその先も桜を見て、あの日の桜に再び出会えるまでジタバタしてやると。

手記

ネットで調べると手記=エッセイでもいいらしい。エッセイのほうが明るく聞こえる。

手記っていうとなんかおわりみたい。

でも、あえて手記でいく。死ぬ気で病気と戦う記録だから手記!

毎日、書けるかどうかはわからないけど日々当たり前にしていることを見直してみたり、妻や子供にしてもらってることを同じ目線で見てみたり、したいことをして経験値をあげようと思う。

誤解されないように。これは来年の春まで生きられるかどうかわからない哀れな中年のストーリーではない。

生きることに執着してみたら何が見えるか挑戦した中年の記録だ。

だから、これを読んでるあなたのほうが煩悩がなくなり先にあの世に旅立つかもしれない(笑)

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