ぽよパパ

重度の狭心症で心筋梗塞も危ぶまれている身ですが、昔、恋した桜舞い散る景色をまた来年も見…

ぽよパパ

重度の狭心症で心筋梗塞も危ぶまれている身ですが、昔、恋した桜舞い散る景色をまた来年も見るために頑張る46歳。5歳のやんちゃ坊主の父です。

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家族と来年の桜も、再来年の桜、ずっとずっと、、

桜が好きだ。 あれは忘れもしない学生の頃、ある桜並木。 トンネルがいくつかあり、最後のトンネルを抜けるとそこは別世界だった。 桜吹雪が舞い、まるで桜に包まれているよう。 その桜吹雪を起こしているのは眼下に広がる海の風。別世界に行ったような気分だった。 あれから桜に恋してる。 でも、同じ桜でもあれほど美しい桜はいままで見たことがない。 いつか家族であんな桜を見てみたい、いつかきっと。。。 はじまり 6月末頃、背中の痛みが数週間続いた。 筋肉痛かなと思いながら

    • 魔法の足跡~狭心症になってわかったこと~

      ”狭心症になってほとんど体を動かしていない。路上でもよくつまづくありさまだ。でも、子供を追いかけているとどこまでも走れる。まるで子供の足跡を追いかけているように。魔法の足跡だ。” 無力な父 私には一人の子供がいます。その子が保育園で書いた一つの願いが、私の心に深く刺さりました。それは、公園で一緒に遊びたいという単純な願いだったのです。この願いを目にした瞬間、私は言いようのない悔しさを感じました。父親として、子供のこんな小さな願いさえ叶えてやれない自分がいることに。 魔法の

      • 「命の重さ:カブトムシと息子との夏」

        「命は平等、みんなに1つ、その輝きも同じ、その価値も同じ」はじめに 私たち家族とカブトムシとの関わり、そして息子の成長を通じて、命の重さについて考えます。 カブトムシとの出会い 2年前の夏、山間での旅行中に、カブトムシのつがいを購入しました。私にとっても初めての経験でしたが、カブトムシはすぐに卵を産み、15匹前後の幼虫が生まれました。 土の植え替えや、霧吹きで水をやるなど、丁寧に世話をし、今年の夏には10数匹の成虫が無事に生まれました。 息子の変化 しかし、その

        • 一日一日を大切に: 死の影から見出す日常の奇跡

          昨日は発作が起きなかったことに、今日も朝を迎えられたことに、昨日は発作が起きなかったこと、そしてまた一日生きながらえたことに感謝 はじまり しめっぽいはじまりに引いた人もいるかもしれませんが、突然死というものは誰にでもあるのです。そう考えると今話した家族との会話が最後になるかもしれませんよ。 だとしたら、再び朝を迎え、隣でスヤスヤ眠る家族の顔が見られたことは本当に軌跡なのかもしれません。 ちなみに、昨日は家族でパソコンゲームをして昼寝をしてダラダラ過ごし、夜はお風呂に

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          心のニトロ - 妻と共に歩む、狭心症との生活

          はじめに私は46歳、社会不安障害と双極性障害を持つ一人の中年おじさんです。 私の日常は、狭心症という見えない敵との闘いです。 医師からは心筋梗塞のリスクも指摘されていますが、私には生きるための強力な支えがあります。 それは、私を支えてくれる妻、そして5歳になるやんちゃな息子です。 妻、私の心のニトロ「あなたは何をしたいの?」 昨日私のブログを見た妻からの一言。妻のこの一言が私の心に火をつけました。 妻は私の日々の狭心症との闘いを支え、ブログ執筆の動機を問いかけるこ

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          死の予感とその具現化

          発作の夜と死の予感昨夜、再び狭心症の発作が襲ってきました。 この痛み、不安、そして突然の恐怖は、まるで死の予兆。 持っている薬は、気休めにしかならない。 本当に死んでしまうのではないかという不安が常に頭をよぎる。 死とその恐怖死は一瞬の出来事。 その恐怖は私たちが生きている限り続く。 どちらが恐ろしいのか? 皆さんはどう思いますか? 生まれる瞬間と死ぬ瞬間が最も恐ろしいと言われますが、私たちは生まれる前に「生まれる」という予感を持っているのでしょうか? 命と

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