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長瀬有花(物語)の読書感想文-1st LIVE "Eureka"-


今日も狂ってる世の中独りきり
歩いて
私の事見つけてくれる その日まで

fake news by 長瀬有花

2023.8.25.Fri
長瀬有花 1st 有客LIVE "Eureka" 
長瀬有花という現象を、長瀬有花という人を発見し宇宙史の目撃者になったオタクの取り留めのない感想

身の上話、僕という現象

8月25日の朝、日本橋に到着する夜行バスを降りイヤホンを外す。真っ先に誰もいない喫煙所まで移動し、体から抜け切った毒素を補給して一息つく。
「あぁ、これが煙微熱なんかな.…」と、
それが正しい解釈でなくても頭は今日の1stLIVEでいっぱいだったのだと思う。

半年ぶりのLIVE、もっと正確に言えば
こんなにも楽しみに待ちわびたのはいつぶりのLIVEだっただろう。
惰性でいく周年ライブや義理で行ったラストライブもあったし、もちろんそれも素晴らしく楽しい思い出ではあったのだけど。

本来なら、こんな身の上話ではなくてライブの感想を書くべきなのだけど、ライブ全編を経て、この日を迎えるまでの日々が長瀬有花(概念)であったこと、もっと限定的に言えば僕の8月25日という現象は彼女が与えてくれたものだったし、きっとあの会場に配信に向けた個々の現象だって肯定されるべきだと思う、長瀬有花さんもそう言ってたから。

今日の楽しみ方は自由です
拳を挙げてもいい、手を振ってもいい
ゆらゆら揺れてもいい
ただじっと長瀬をみつめているだけでもいい
他の人と違うことを恐れないで
あなただけの楽しみ方を長瀬に見せてください

1st LIVE "Eureka" 白昼避行 より

朝一番で下北沢に降り立ち、サンドイッチ屋さんで梨とベーコンサンドなんてめづらしい組み合わせのモーニングを摂り、朝にふさわしい(?)柚子入りのさっぱりとしたビールを流し込む。音楽の街だけあってか店主さんと常連さんは朝から話に花を咲かせていたし、梨農家の友人から頂く高級梨よりもおいしくコラボする梨の甘さとチーズベーコンの塩気を堪能していてうっかり貸し切りになった後は自分も地元のごはんや東京でおすすめのBar、旅行の目的がコンセプトライブで縁のある人である事など話に乗ってもらった。

友人に勧められた日記屋さんでタイトル買いした本を手にして、もう片方のには同店で売られているクラフトビールを手にして1人ビアガーデン気分で社会人になってからはなかなか読めていなかった活字を貪る、ビールも。
気づけば一冊を読み切り題材が自炊に関する日記であったこともあって最近忙しくて自炊しなくなった惨めな気分とゆったりと過ぎる時間で下北沢を食べ歩く幸せな時間で板挟みだった。人は自炊できるくらい時間と心に余裕があったほうがいいらしい、私を空腹にしないほうがいい。

意味もなく(FormⅢの聖地としては意味がある)スーパーオオゼキに入りオタクを満喫する。野次馬みたいでばつが悪かったので酔い覚ましにポカリを購入した。大事なレシート。

渋谷へ向かいUltla Shibyaさんで長瀬有花さんを無機物にしたみたいな展示とオレンジスケールが好きとかいう安直な理由で注文を通し、横並びになったカウンターではじめて目にする長瀬有花さんのファンと軽くお話して長瀬有花と長瀬有花のオタクってちゃんと三次元にいることを実感した。(この後もっと実感することになる)

全然脱力もできないくらい燦燦とした暑い日だったのであせだっくだく。
むしろ暑すぎて脱力していたので改良湯に立ち寄る(全然旅程の範疇です)
ペンラ・サイリウム禁止のライブなので(もともとブレード振らないけれど)ぶん回す用の改良湯タオルを購入して汗を流し風呂上りにもう一杯。
お腹もすいたのでラーメン屋を検索すると恵比寿なのにオオゼキの名前があったので長瀬有花(概念)を感じてにぼしラーメンをいただく。

会場までの導線を確認してホテルのチェックインまでの時間つぶしにセトリを予想して音楽を聴きながら立ち飲みBarで景気づけにグラスシャンパンをつまむ、しあわせ。

後日譚になるけれど、翌26日はビードロ下北沢でイケメンにしてもらい(たくさんライブ当日のお話を聞いてくれたり店内BGMが長瀬有花さんだったりお土産まで頂いたりと本当に最高でした)、仕事で常連さんの方からお誘いがあって新幹線の時間ずらすくらいまで楽しませてもらったり。。

この時間が、この経験がしあわせでいっぱいだった現象は
長瀬有花さんがくれたものであったわけで、

君の話、長瀬有花という現象

ライブが始まってからの話。

M1.FakeNewsはTokyoをほっつき歩きながら聞いていてコレが1曲目だったらいいなぁと思っていたところに来てくれてとてもよかった(小並)
近未来系のSF好きとして世界観が好きだったし、LIVE”Eureka”の舞台であった宇宙船にぴったり。
音楽はあまり歌詞を見ない人間なのでLIVE後に知ったことなんだけど、意外(全楽曲聴きこんでないだけ?)にもラストの歌詞に”狂ってる世界”なんて長瀬有花さんに似つかわしくない言葉がでてきていて幻想的で希望的でだつりょくを提供してくれるお歌のなかでも唯一「現実み」を投じてくる曲なんだと思うた。なによりこれを2Dで歌ってたのがよかったね(ぶん投げ)

M2.駆ける、止まる
そりゃそうなんだけどここの大さびで顕現する三次元長瀬有花さん
知っていたとしても圧巻。伝家の宝刀、おやくそく。
改めてSpotifyでたまったま流れてきてそのままお気に入り登録してた
強い楽曲。1年と半年前の自分を褒めたい。えらい。
登場の瞬間がEureka(発見)そのものだった。

あとは記憶のままに掻い摘んで、
いちばんは「やがてクラシック」の特殊イントロ。
心地のいいサックスパートでわかめになってたら急に飛び出るやがクラの1音目。聞きなれた電子音じゃなくて生音のホーン楽器まじでえっちい
フューチャーサウンドが好きだから長瀬有花さんを追い始めたのだと思っていたけどもう概念が好きだったのかな。なによりサックス奏者のshoubunさん、ありがとう。あなたのおかげでプレミアムチケット買う決意ができました。M2の段階でプレチケ(音源CD)にしなかったことを後悔していたので…。

「煙微熱」「今日とまだバイバイしたくないの」他
コロナ収束後を忘れていたのでこれこれ!!!!!ってなってた
一緒に歌うこと、君に向かって歌えることライブでありながらアイドルコンテンツで必須のえも体験を2000年ぶりに体験できて涙が止まらなかった。
なにより特殊アウトロのバンドサウンドがかっこよすぎて歌い腕降るどころか跳んだり揺れたりまた歌ってみたり忙しかったしこんな僕らが歌っていいんすか!??!みたいな素晴らしいアレンジ、最高でした。

上述してた「オレンジスケール」は衣装替え1発目、宇宙服(未確認生物)から女子高生長瀬有花さんに転身して歌う同じ地上で空を見上げるようで視覚的に長瀬有花(概念)→長瀬有花(現実)を体験していたのについに長瀬有花(隣)みたいなものだった。
長瀬有花さんの生歌唱も力強さが全面に出ていてロングトーンが綺麗で素晴らしかったね。

本日は、長瀬有花ライブ”Eureka”を発見いただき
本当にほんとうにありがとうございます。

長瀬有花1st live Eureka MCより

駆けてやっと止まったセットリストの中で放たれた唯一の長瀬有花さんの言葉だった(きがする)続いて始まる「ほんの感想」の頭落ちサビは僕の中でも6週連続リリースのなかでとどめを刺した曲だったのでラストに持ってきてくれた事(この曲って生で歌えるの?てか演奏できる?て)、大満足でした。

OACLから採用楽曲無し、ここもおしゃれだな~と思って
「集大成」にして「出発点」のライブ
初期から追ってきたファンたちに見せる軌跡として初期曲でここまで魅せられるようになったと胸倉つかまれている気分だったし、
長瀬有花さんの最初の気持ちを感じられるようなセットリストだと感じた。
だからと言って最近曲が”らしくない”とかじゃなくってね(笑)

とりあえず長瀬有花1st 有客LIVE "Eureka"
セトリ100点!
「Sleeper’s Stor」聴きたかったです!

ほんの感想

「長瀬有花ライブ”Eureka”を発見していただきありがとうございます」
の言葉の意味をゆかしがると、
もう全部言い回しと歌詞とがおしゃれなんだけど、

Eurekaには発見とは別に発明の意味も含まれていて、ただ見つけるだけじゃない、長瀬有花を見つけただけでなく一歩踏み入れた金も時間もかかるLIVEに来てくれた事にもつながっていそうでそんな遠回しな言い方が優しくて

このライブが出来上がったこともバンドメンバーをはじめ企画、照明言い出したらきりのないサポートがあっての発明。

でもきっとみんな(個々人それぞれ)が長瀬有花さんをただ見つけたわけじゃなく、
長瀬有花さんの良いところを見つけた結果がこの現象だったんじゃないかな、しらんけど。

素敵な歌声も会場を染めるオレンジの光も、
狂った世界を忘れらるサックスの音も
おいしい下北沢のカレーと昼間から飲むビールの幸せが
僕の8月25日の現象でした。




以上、僕のほんの感想、
長瀬有花の物語の読書感想文でした。