グレーゾーンであることを知りさえしなければ

しんどい性質を抱えていると、限られた時間を無駄にする。
ADHD、ASDグレーゾーンが判明してからストレスを感じることが多くなった。

自分の抱えていたモヤモヤがすっきりしたという話は聞いたことがあるが、逆もあるのだなあ、と理解したところだ。

自分の行動一つが、その特徴を表していることが分かってしまうのも、考えものかもしれない。

朝家を出る。
駅に向かい始める。

そこでふと思う。

カギかけたっけ?
ガスの元栓しめたっけ?
窓全部しめたっけ?

家に戻って確認すると、カギは掛けてある。安心してまた駅に向かう。

ガスの元栓確認してないや。

戻る。

一つ一つ確認に戻る日もあれば、一つだけ確認する日もある。
一度に全部確認すればと思うだろう、自分もそう思う。

例えばガスの元栓を確認しに戻る時。確認した、駅に向かう。そしたらカギは掛けたかという疑問が生じる。
また帰宅する訳だ。

これは自分でも面倒くさい、非常に。
最近は、毎日指差し確認して家を出るようにしているが、それでもこの症状は出てしまう。

忘れっぽい訳では無いと思う。みんなが忘れている出来事や会話なんかを憶えていたりするので。

これもADHDの特徴にあるみたいだ。
特定の事柄に対しての記憶力を発揮するタイプがいる、だったかな。

つまりは普通のこと、というより自分が関心の無いことは憶えないということか。

病気じゃないので、治ることはない。
個性として一生付き合うしかない物だ。
プラスになることもあっただろうし、これからもあるだろう。

でも、結構しんどい。
単に疲れるのだ、意味のない行動を毎日のように繰り返すのは。
分かっていても繰り返す、仕方ないとは思うのだ。

日々工夫をしながら生きていくしかないのだろう。

今日は鍵を締め忘れたかも、と家に戻り確認した後、エレベーター前までの数歩でまたあれ?となった。
そして戻って確認してから出かけた。

これもルーティンに含めるしかないのかもしれない。

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