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糖と虫歯、抗ウイルスのこと~はちみつは種類によって違うね

「甘い物がダメ」というわけではなくて。でも
白砂糖はよく「虫歯のもと」と言われます。

「どうしてかな?」

~今日の画像は、友人歯科医院でのミニ食育講座、昨日の勉強中のもの。

先生やスタッフの皆さんが、虫歯や歯周病の治療をしながら、      食のアドバイスもしてくれる歯科医院?

それって素敵。だって歯を治してくれるだけじゃなくて、美味しく食べる方法や食べ物のこと、教えてくれるんだ!

歯医者行くのが楽しくなっちゃわない? 笑

私は今、そういう仕事をしています。全国に食を考え伝える歯科医院作り!


さて、虫歯の話からね。🌟

白砂糖はショ糖でできていて、ショ糖は酸産生能だからです。
「酸産生能ってなんだ??」

糖をえさに虫歯菌が酸をつくること。
この酸が、硬い歯を、まず歯の表面の「エナメル質」を溶かします。そして
虫歯ができます。

上手にタイミングもよく歯磨きができていたら、
良質で少な過ぎない唾液がお口にあったら、
この状況に立ち向かって、虫歯にならないように
頑張ってくれる力になります。


🌟でもはじめから、
なるべく虫歯になりにくい食事の仕方をする方法もあるよね。

・虫歯菌のえさになる糖(炭水化物)を少なく食べる。
・歯にくっつく、粘性の食べ物を控えめに
・水分の少ないたべものも歯にはさまったり付きやすいので
 磨き残すと虫歯になりやすい原因に
・唾液を増やそう
 これは唾液の増える食事やお口の機能トレーニングができます。
 この話はまたいつか。💓

お砂糖と同じように甘いもと・甘味料に「はちみつ」があります。

「はちみつはどうかな?」

花や樹の蜜は「ショ糖」といわれる「糖」。イコール白砂糖と一緒!?
でもね、大丈夫。

蜜蜂が花や樹から集めて体内に入れ、巣に持ち帰ります。🐝
蜂さん「ただいま~」「お帰り~」🌼
多くの家族が一緒に暮らしてるよね。


巣の中で蜜蜂は、自分の唾液(転化酵素)で蜜を加工します。
花や樹の蜜の水分が発散され、糖度が上がります。
そうして花や樹の蜜は変化。
はちみつの出来上がり!!

はちみつはショ糖でなく
大部分が「ブドウ糖」と「果糖」になっているの。
人はショ糖を食べると、からだの中でブドウ糖と果糖に消化しないといけないけれど、
その時に血糖値があがります。

消化する労力と時間がない分、はちみつはすぐエネルギー源にできるし、
血糖値を急に上げない方が
からだにとっていいこと、いろいろあるの。

お話が難しくなってくるので、
順に書いていきますね。

そして勿論はちみつにも種類が沢山。
その味も香りも、
性質、作用などはそれぞれ異なります。
食べ比べも面白いし、その作用を知りながら
「こんな時にはこれ」「こんな人にはこれ」
と使い分けられると面白いと思うな。

それからはちみつは血糖値があがりにくいと少し書きましたが、
それもそのはちみつの種類によって違う。
花や樹の違いから、成分が異なり、作用効能も違います。

お口の話でいうと💓
ミントやコーヒーから採れるはちみつは「歯石」が抑制できたり、
ハンガリーやルーマニアのアカシアなどは「低GI食品」なため
「歯垢」が抑制できるなど。。

他にも抗酸化作用(老化防止、アンチエイジング)や抗ウイルス作用などありますね。

【注】1歳未満の乳幼児は食べてはいけません。それから

1日量が多過ぎると、お腹が緩くなったりもしますよ。気をつけてくださいね。

それからはちみつでなくても、
例えばメキシコの植物から採取する「アガベ蜜」も
血糖値が上がりにくいすぐれものの甘味料です。

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