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あなたの世界と私の世界をひとつにしたくて

菜の花が太陽を導くように輝き始めるぬくもりの中に
二人はいる


向日葵が揺らぐ陽炎の溜息の中に
二人でいる


金色に輝く稲穂のつぶやきが冷たさの増す風の歓びの中に
二人はいる


重い水分を美しい輝きの中に身を隠し瞳の中でささやく優しさの中に
二人でいる

あなたの世界が私の世界の中に
私の世界はあなたの世界の中に

留まることはなく流れている歓びを
寄り添うことの強さの中に感じている


この永い月日の中で

やっと逢えた歓びが

一瞬で壊れていく恐怖を

静かに眺めている二人がいる

時は残酷でもなく

時は優しくもなく

流れを導くだけで

人はどんな意味を持たせようとするのだろう

今動いている時の針が

心の中に刻まれていく様を

私はあなたと共に

見つめている歓びを感じていたい


私一人ではない

傍にいてくれる力が

何倍にもなることを知ったから


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薔薇の花、僕は遠い星を綺麗だと見ていただけなのかもしれないね

近づくこともできないくせに





今日は皆さんをお騒がせしますが、1日で10連の詩を綴ってみたいと思います。チャレンジにお付き合いください。

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