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思わず「怖ッ!」となった拾いもの

小売店に勤めていたときのこと。
朝9時から深夜1時まで営業していたので、忘れ物や落とし物、ついでに不法投棄されたと思わしきものまでさまざま受け付けました。

その中でも、「怖ッ!」と思ったもの2選を紹介していきます。
怖いものが苦手な方は、念のためご注意ください。

1.大量のレンタルDVD

深夜0時15分。
閉店前作業として、駐車場の掃除へと向かったときのこと。

駐車場のゴミを拾い集め、駐車場を封鎖し、掃き掃除をしながら側溝を覗き込んだときのこと。

そこには、大量のDVDが。

しかも、レンタル品。
挟み込まれたレシートも数枚。
既に返却期間を過ぎていたのですが、捨てたところで店側も個人情報を握っているのでは?と、ホラーとは違う意味でぞっとしました。

ついでにDVDの枚数は、全部で48枚。
ウソだろ?と思うくらい大量だったので、一応既に帰宅していた店長にも報告。
店長からレンタル店に連絡してあげてとの指令を受け、レシートに書かれたレンタル店に電話したところ

「あー、届けてもらっていいっすか?」

良いわけがない。
そろそろ深夜1時。
数キロ離れたレンタル店。
行けるはずもない。

ともあれ、延滞金ってどうなるんでしょうか。
48枚ものDVDを借りて捨てる気持ちは何なのでしょうか。

ある意味、人が怖い話でした。

2.日本人形の頭部

こちらも深夜0時15分頃に、駐車場の掃除へ向かったときのこと。

車止めのブロックの間に、意味ありげな箱が置かれていました。

参照:いらすとや

こういう、オカキやお煎餅が入っているような、大きな箱(カンカン)です。(ちょうど良い写真がありませんでした)

あー、もうまた不法投棄かー?

と思いながら箱を開くと、

日本人形の頭部が大量に詰め込まれていたわけです。

髪はなし。
お化粧はあったりなかったり。
お目目はぱっちり。

箱いっぱいにぎっちりぎっしり入り込んだ日本人形の頭部。

「然るべきところに持ち込むべきでは!?」

と思いながら先輩に相談したところ、

「あー、ゴミステーションでいいよ」とのこと。

いい。

いい、のか?

いいのか。

お祓いとかした方がいいんじゃなかろうかと思うほどに不気味な落とし物でした。捨てたのでしょうか。職人が置いていってしまったのでしょうか。

それは、今でも分かりません。



というわけで、思わず「怖ッ!」となった拾いものをご紹介しました!意外と何の変哲もないものだったとしても、暗がりで大量に見つけてしまったら怖いですね!

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