見出し画像

旦那さんが休職するときの話。#1

私たち夫婦は平日週5勤務・土日休みの会社に勤めている。(現在は二人そろって休職中。)

毎朝二人で7:30に家を出て、私は7:40頃の電車に乗っていた。

バタバタしながら家を出て、お弁当を持って車に乗り込む。旦那さんは私を駅まで送ってから、自分の会社へ出社する。


休職する3か月くらい前から、車の中で旦那さんは「こわい。足が震える。アクセル踏む足から血の気が引く、呼吸ができない...」と怯えてつぶやくようになった。

私はとても心配になった。

けど、自分も会社に行かなくてはいけないし、彼の会社についていくわけにもいかない。最初は励ましやアドバイスをしてたけど、だんだん、努力とか自己改革とかそういうことで解決できることではないと感じていた。


彼は東京の大学院を卒業し、やりたいことではないけれど、彼の地元の大手自動車メーカーに就職した。そのことは彼の両親にとってはとても良いことであった。

配属当時から彼はとにかくしんどそうだった。せっかくのお休みも会社のことで頭がいっぱいで、私までストレスを感じた。二人でたくさん外出し、お金を使うことでストレス解消していた。(でも実際はストレス解消できていなかった。お金さんさよなら~(T_T)/~~~)

彼の両親からは「大手企業で働いているのだから、給料がいい。簡単に辞めたらいけない。」「辞めたらもったいない。勤務し続けていく道もある。」とアドバイスというプレッシャーをいただいた。

「結婚したばかりで、一家の大黒柱なんだからそんな簡単に辞めるなんて。」「みんな大変なんだから。あなただけじゃない。」という励ましは、彼にとってこのしんどさをわかってもらえないというイライラに変わった。

でも、彼自身もそう思っていた。

それがますます彼自身を追い込んでいっていた。

つづく(5話完結です。)


サポートありがとうございます。いただいた支援金は記事継続に使わせていただきます(^O^)/