土曜はRTだ!:生ギターによる弾き語り

リチャード・トンプソン(RT)は2011年4月27日にサンタモニカ大学のKCRWというラジオ局で45分ほどの番組に出演しました。

DJとRTが衛星放送で会話しているように見えるので、同じ場所の別々の部屋にいるんでしょうかね。演奏の合間に拍手も何も聞こえないからRTの部屋には誰もいない感じですが、カメラは2台か3台ほどあるようです。なんにせよ、観客の反応がないのでRTはやりにくそう。生ギター一本だけなので、曲ごとにチューニングを変えています。

息子のテディ・トンプソンのことやOBE勲章をもらったことなどが話題に上っているようですが、一番興味深かったのは自分の曲のカバーでどれが好きかという質問で、ボニー・レイットやアリソン・クラウスの「ディミング・オブ・ザ・デイ」も好きだけど、最も気に入っているのがスワン・アーケードという三人組アカペラグループがカバーした「ザ・グレイト・バレリオ」だと答えていました。スワン・アーケードはわりと最近のがCD化されていて、RTの「ジョージー・オン・ア・スプリー」やビートルズの「ペイパーバック・ライター」などを歌っていますが、「ザ・グレイト・バレリオ」の入った70年代のLP「マッチレス」はCD化されておらず、入手は絶望的。

曲は新作「ドリーム・アティック」からが中心。特記以外、その新作からで、すべてRTの曲。

1.  Money Shuffle
2.  Stumble On
3.  1952 Vincent Black Lightning
     1991年のアルバム Rumor and Sigh から。
4.  Sunset Song
 2007年のアルバム Sweet Warrior から。
5.  Sidney Wells
6.  She Twists the Knife Again
 1985年のアルバム Across a Crowded Room から。
7.  I Misunderstood
 DJからのリクエスト。Rumor and Sigh から。


【英語表記】
・リチャード・トンプソン: Richard Thompson
・テディ・トンプソン: Teddy Thompson
・リンダ・トンプソン: Linda Thompson
・ボニー・レイット: Bonnie Raitt
・アリソン・クラウス: Alison Krauss
・スワン・アーケード: Swan Arcade

・「ディミング・オブ・ザ・デイ」: Dimming of the Day (リンダとのサード「ポア・ダウン・ライク・シルバー Pour Down Like Silver」に入っている曲)

・「ザ・グレイト・バレリオ」: The Great Valerio (リンダとのファースト「アイ・ウォント・トゥ・シー・ザ・ブライト・ライツ・トゥナイト I Want to See the Bright Lights Tonight」の最後の曲)

・「ジョージー・オン・ア・スプリー」:Georgie on a Spree (リンダとのセカンド「ホウキ・ポウキ Hokey Pokey」に入っている曲)

・「マッチレス」: Matchless

・「ドリーム・アティック」: Dream Attic

2011年4月30日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?