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King Gnu「The hole」 歌詞とMVを解釈してみる

2019.5.16に解禁されましたね………キングヌーのMV。The holeというチョイスで本人たちの登場なし。白日のMVもダウンロードして毎朝リピートしてたくらい、MVも観たくなるものばかりですよね!

歌詞とMVを見聴き比べてみて、私なりの解釈をしてみました。


登場人物

歌詞…僕、あなた
MV…主人公(カフェ店員)、女性、男性

歌詞とMV

歌詞では、僕(傷口)があなた(穴)に対する思いが描かれている。
MVは、登場人物は3人。悩み苦しむ主人公に暴力を振るわれても支えようとする女の子。
歌詞の僕=女の子、歌詞のあなた=主人公

つまり、歌詞とMVでは主体が逆なのです。
歌詞では傷口になりたい僕が悩むあなたに向かって歌う、MVでは穴を持つ主人公が傷口を埋めてもらおうとするストーリーが進むのです。両者の立場から穴と傷口について解釈する余地が与えられているのです。

穴と傷口

曲名でもある穴(The hole)、傷口になりたいというセンセーショナルな言葉選び。このパワーワードはMVで具体的に表現されています。

穴……本当のなりたい自分を受け入れない弱さ。ぽっかりとできた穴は理想と現実の自分の乖離を表している。世間の目や固定概念に囚われいる自分自身を誤魔化そうと女の子と関係持つ。しかしながら、残酷な事にこの穴は自らでしか本当の意味で埋められない。

傷口……相手を愛するため、自己犠牲を伴う痛みを背負うこと。傷口って痛いですよね、その痛みを人を愛する痛みと重ねてると想像しました。相手が幸せになって欲しいと思い、自分の心の痛みに蓋をして相手に寄り添おうとしてしまう。寄り添う事で表面の痛みは傷口によって守ることはできても、他人の痛みは表面程にしか救えないことも教えてくれたMVの結末だった。

こんなに書いては見たものの、色んな解釈ができるなと思うばかりです……

年上男性の写真を撮る姿

この年上男性、めちゃセクシーじゃないですか、、別れ際に抱きしめながら鏡ごしにシャッターを切る。自分の顔をカメラで隠して、主人公の後ろ姿と写す。年上男性も別の穴を抱えて、綺麗に隠しながら生きているようで。本当は一途に愛されたいのに、主人公は年上男性を愛している事実から逃げようする。そんな主人公に愛想をつかせ、物理的に離れようとする。
自分の悲しい顔は写したくない、そして同性を愛することから目を背けた主人公の後ろ姿を撮った。自分と正面から向き合おうとしてくれなかった現実をおさめた。


と、まだまだ面白いポイントを勝手に解釈しましたが、長文になって来たので今日はここまでにします。もっと読んでみたい方がいらっましたら、スキボタン押してください!

キングヌーのかっこよさが止まることを知らないですね。ますます要チェックです。では!





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