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技10: 自分の市場価値は転職エージェントに聞こう

市場価値を上げるための方法論を継続して説明きましたが、今回は市場価値の確認の方法についてお話しします。

毎日研鑽を積んでも金銭的に報われていないと悩んでいる時に、転職エージェント・リクルーターと面接して自分はどれぐらいの転職価値があるのかを聞くことをお勧めします。
転職エージェントは多くの転職実績を持っているため、「これぐらいの職歴で業務内容であればこの業界なら年収〇〇〇万円ぐらい」というデータを持っています。
また、相談に行くだけならば無料であるため、いくつかの会社の会社と面談した上で一番自分に親身になって相談してくれる会社・担当者を選んでくください。

一方、彼らの収入源は転職による成功報酬であるため、リクルーターに会う上でいくつか注意しなければならないことがあります。

①安易な転職は絶対にしない
やたらおだててきて転職を勧めてくる転職エージェントには注意が必要で、口車に乗せられて安易な転職は絶対にしないようにしてください。彼らの営業成績のために、ご自分の人生を狂わせられないように慎重な判断をしてください。
私はキャリアプランに裏付けられていない転職は絶対に反対です。特に目標もなく未経験業種・職種に悪い条件で転職するような例です。もし社内ハラスメントに悩んでいるような極限の場合でも、罰せられて退出すべきは上司・同僚であり、あなたではありません。
転職とは、社内で自分とその周囲の業務に改善を尽くし、上司に真摯に相談しても効果がなかった上での最終カードです。
安易な転職に反対の理由は、外資系企業といえども勤務年数で区切られるケースは多いからです。日系企業とは異なり露骨な年齢制限はないのですが、勤務年数に相応しいポジションというのはあります。例えば、職務経験が10年以上もあれば、管理職として即戦力レベルが期待されるため、エントリーレベル(アナリストなど)は応募が難しいです。違う会社を転々としたが、10年も同じレベルの職務のループを繰り返していると転職という切札が使えなくなってしまいます。
「飽きたから」「人間関係が嫌になってきた」程度の理由で転職を繰り返していると、30代中盤あたりから取り返しのつかないことになります。

②中・長期目標をしっかりと聞いてくれるエージェントを選ぶ
例えば、あなたの現在の年収が500万円だとして、「将来的に1000万円を目指したいがどのようなキャリアパスを辿ればいいか」という質問をぶつけたときの担当者のリアクションをよく観察してください。この質問に対して馬鹿にしたような態度を取るエージェントは二度と使うべきではありません。

私は年収1000万円は誰でも達成可能だと身をもって知っています。簡単な道ではないですが、身に着けるべきスキル(技)と人間力(心・体)をコツコツと積み重ねていけば、1000万円の市場価値に達することができます。この年収アップに至る道筋が示せない転職エージェントはプロ失格だと思います。

そして、あなた自身も厳しい話を真摯に受け止めなければなりません。
複数の転職エージェントに対して年収1000万円に至るプロセスを相談し、同じような厳しい道のりを提示された場合(例:部下を持つ経験をしなければならない・今の規模の倍の処理ができなければならない・英語等のハードスキルを身につけなければならない)、転職エージェントが正しいです。
厳しい意見を言ってくれるということは真剣な関係が築けることの裏返しでもあります。あなたの市場価値を客観的に判断し、目標とするレベルに何が足りないかを具体的に示してくれる転職エージェントは人生を変えるほど貴重な存在と言っても過言ではありません。

次の記事で私個人のおすすめ転職エージェントを紹介します。





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