見出し画像

雑感4: 中小企業は雇用の砦か?それとも日本のお荷物か?

3月27日付 東洋経済ONLINEのデービッド・アトキンソンさんの以下の記事を読んで考えさせられることがありました。

⇒アトキンソンさんは著書の中で継続して日本の生産性の低さについて分析しておられます。バブル期の好景気の要因でさえ「人口ボーナス」だと喝破されておられ、我が国の生産性は継続して低いという論調です。

<略歴>

この記事で、「将来、中堅企業や大企業に成長する通過点としてのみ、価値があり」「永遠に成長しない中小企業は、国の宝どころか、負担でしかない」と断罪されていらっしゃいます。

一方、政治では中小企業が雇用を支えているとし、現在の特殊環境下で救済保護しようとしています。

<私の意見>
私はデービッド・アトキンソンさんにより近い考え方です。
ウィルス禍は経営自助努力とは無関係な特殊外的要因であるため、国の予算を使って救済保護するという政策は理解できます。一方、中小企業の経営者はウィルス禍前と同じで目線でビジネスを考えるのではなく、この機に高付加価値企業への大胆な変革を図らなければなりません。人口減のわが国では、社内人件費カット⇒安売のループの永続は不可能だからです。

そして目線を落として、私のような従業員にできることは、絶えず効率化・高付加価値化を実践して自分の市場価値を上げることのみです。そして、その市場価値が適切に反映される職場を自ら積極的に選択してタイミングよく動いていくことが重要です。盲目的な追従・戦略のない忍耐は美徳とされる時代は終わりました。単なる人生の無駄です。
何の経営改善もできない企業は沈み行く船です。一緒に溺れてしまわないように船員としての能力を高めながら、他の船の目利きをしていくことが今の時代に求められるサバイバル術となります。




サポート頂いた方には100円につき1つ年収アップのための質問にTwitter DMでお答えします。 なお、年収2000万円以上の方のサポートは受け付けておりません。逆にお金を払って教えを請いたいです!