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心7: キャリア形成とは登山である

キャリア形成を最も的確に表す比喩は登山だと私は思っています。
登山のイメージを持って日々働くことで意識が変わってくると思いますので参考にしてください。
今回も事務業務(バックオフィス業務)に焦点を当ててお話ししていきます。

<キャリアップは競争ではない>
キャリア形成とは誰かと比べるものではありません。他者との出世スピードの比較は重要ではなく、自分がどこまで自力でできることを増やせるか(どこまで登る力がついたか)いつも自分にフォーカスしてください。
役員・年収2000万円以上のクラスになるとポジションも限定的になり厳しい競争もあるのは事実です。一方、外資系企業における1000万円レベルですと中間層であるため、ポジションに空きが出やすく、他者を意識することなく自分の実力のみに向き合いながらマイペースで到達可能です。

<自力で登る力をつけなければいけない>
キャリア形成とは一歩一歩自分の足で踏みしめながら高みを目指していくものです。「勤続年数が長いからこれぐらいのポジションが与えられて当然」という考え方は捨てましょう。同じ業務を何年も繰り返しているのは、同じ標高をぐるぐると周り続けているのと同じなのです。自力で困難を踏破して高く登る力がついた対価としてキャリアと報酬があるのです。

<上司・同僚は登山パーティーの一員>
競争という概念を捨てると、会社の上司・同僚は同じ目標を持つ登山仲間だと考えることができるようになります。バックオフィスはフロントオフィス(営業等)と違って個人成績ではなく、チームワークが重要視されます。仲間の役割にも興味を持つことによって、高い視点で仕事を理解できるようになります。そして、必要な時に仲間の仕事を代替できるように陰ながらデモンストレーションしておくことで、社内評価・外部評価を上げることができます。

<自分にあった高さの山を選ぶ>
頂上のレベルは自分の目標にふさわしいのか見極めることが求める年収を得るために重要です。
分かりやすくするために標高(m)=年収(万円)と仮定して2つの例を見比べてみましょう。

例1:低くなだらかな山
50歳部長年収700万円という賃金モデルの会社では、8合目ぐらいまで登った時点で標高700メートルに達する高さの山ということになります。アットホームで働きやすく職場環境もいいかもしれませんが、年収1000万円を目指す登山家には合っていない山です。

例2:高く険しい山
32歳マネージャー年収1200万円という賃金モデルの会社では、5合目ぐらいまで上った時点で標高1200メートルに達する山ということになります。頂上の高さは2500~3000メートルぐらいの山です。外資系事業会社・非戦略系コンサルティングファームが該当します。登山メンバーに加えてもらうには英語と専門能力が必須で、メンバーと切磋琢磨しながら険しい道のりを登っていかなくてはなりません。途中で脱落者も多くでますが、短期間で高い場所に辿り着けます。



<登る山を変える>
転職は登る山を変えることに例えられます。
◆大きく険しい山の中腹まで来たが、家族やプライベートの時間を優先したいために、もう少しなだらかな山にパラグライダーで移動する
◆同じ職務内容で、勢いのある異なる業界の山にヘリコプターで移動する

ここで重要なことは一度高い標高まで登っておけば、他の山に移る時でも登ってきた実績を評価してくれるということです。逆に積み重ねが少ないと、麓から再スタートとなり、いつまでたっても行きたい高さに辿り着けません。
毎日一歩一歩キャリアを踏みしめながら登っていくんだ、という感覚をもちながら働いていけば、他社との競争は意識せずに自分の達成のみのフォーカスでき、よりポジティブに仕事に打ち込むことができます。





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