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心9: 職場での会話って害の方が多かったのでは?

コロナウィルスの影響で人との会話が減ってきていると思います。
週末は自宅で過ごし、平日は在宅勤務もしくはマスクを着けて職場で静かに働いている読者の方が大半だと思います。学生に至っては学校が再開されないため、暇を持て余している方も多いと思います。

職場での会話量が減ってきて、仕事に変化はありましたか?
寂しいと感傷的になる人、会議がないと効率性が落ちてしまう人、逆に自分のペースで物事を進められるため効率性が高まった、という人もいるかと思います。

今回は職場での会話が少なくなることのメリットを考えたいと思います。

①パワーハラスメントの減少
パワーハラスメントの大半は対話に起因します。
(物理的な攻撃は明確な傷害罪・器物損壊罪にあたるので、賠償金を取れるので逆にラッキーです。私は見たことがありません)
対話がないことにより、大声で長時間の叱責は避けられます。メール・社内チャット(Slack・LINE for Businessなど)だと証拠が残るので、感情的な文言は排除され業務連絡だけとなり効率的に業務を進めることができます。

②無駄話の減少
静かに働いていると、今まで噂話・悪口・愚痴など業務に関係のない話でどれだけの時間が使われていたのか分かると思います。職場は対価となる賃金を得て、さらに高い市場価値を目指す場所であり、友達を作りに来るところではありません。
会議にしても、一堂に会して話し合うだけの価値があったのかどうか見直すよい機会だと思います。
会話による中断がなく、業務だけに集中できると驚くほど短時間で処理が可能になることに気づかされます。

③効率的な情報の伝達を工夫するようになる
業務を円滑に進めるためにはマニュアルを整備すればよく、口頭でのサポートはマニュアル通りにやってもうまくいかない場合のみで十分ではないかと思います。業務が期待したとおりにうまく動かない場合は、マニュアルが不明瞭である場合がほとんどです。通常処理・例外処理に分類する、各プロセスごとに各担当者・証憑の具体名を入れるなどです。会話量の減少で仕事の能率が落ちるようであれば、今まで業務が属人化されていた証拠です。
この機にマニュアルを整備して下さい。マニュアル化すれば業務を担当できる人間が増え、次の効果として共有化・可視化できるため、改善余地が高まります。
(なお、マニュアル整備・業務プロセス文書化の重要性については、の記事で詳しく説明しています)

こう見てみると、感情を吐き出すためだけ、相手を威圧したいだけ、仕事をしたフリをしたいだけ、マニュアルに整理する力がないのを冗長に喋っていただけ、という種類の会話がいかに多いことか気付かされます。
会話が必要なのは意思決定・問題発生のときだけで十分です。この機に業務効率を格段に向上させ、個人の市場価値を上げましょう。

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