憂鬱な夏休み

今週が終われば夏休みだが、妻の手術と入院が予定されているので正直憂鬱だ。本来なら今月やる予定だったものが、肝炎を起こしてしまい全身麻酔の担当医からストップが入ったからだ。

ただでさえ現時点で何一つ抗がん剤を使っておらず、癌の進行に身を任せているだけの状態なので早く手術してもらいたい。

ワンオペ育児で申し訳なく思う部分はあるけれど、極端なダイエットを癌になっても頑なに続ける妻の考えが全く理解出来ない。ただでさえ、癌があると普通の健康的な人に比べて体の栄養が癌に吸い取られて痩せやすく、体調を崩しやすいと聞くのに。おかげで今は誰がどう見ても痩せすぎ体型になってしまっている。勿論、僕の意見は何一つ聞き入れない。

そうなると理解不能過ぎて嫌悪感が沸いてくる。死にたいなら勝手にどうぞ、とさえ思えてくる。

僕は現実感消失症なのでまず間違いなく、妻が死んでも泣かない予感がある。目の前で起こっている事がいつまでもテレビの中だけの話にしか思えない。いい歳したおじさんがテレビの泣かせるように作った感動話に涙を流すか?という状態だ。

それよりも事後処理というか手続きやらが面倒そうなのと、仕事を辞めたりしなくてはいけないだろう事が心底ダルいので妻には死なないで欲しい。
勿論口に出しては絶対に言わないけれども。

先ずは今日の夜勤明けで明日病院に行って手術と入院についての話を聞く予定だ。往復7時間かかる。そしてそのまま夜勤に行く。僕の寝る時間が3時間以下になるので正直かなりキツいが、それは考慮して貰えないようだ。

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