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〔記憶物語〕~お月さま


こんにちわ。😊


☆ショートストーリー☆


🔹 🔹 🔹 🔹 🔹 🔹


夏のきれいなお月さまが こちらを向いている

そのお月さまを見ていると なんだか変な気分になってきた


その場所はなんなのかわからなかったのだが、とにかくすごい匂いがする場所だった


あんなに涼しい時間だったのに いやに暑く感じられてきた


どうしてこんなに暑いのかがわからなかったが、すごい暑さのある場所だった


「どうしてこんなに暑いんだろう」    僕は君に話した

君は着ている衣を脱いでこたえた    「あんなに涼しかったのに一体どうしてしまったのかしら。こんなに暑い夜ははじめてだわ」



他者からのイヤな匂いがこちらへ漂ってきた

僕はその匂いを嗅ぎとろうとしたのだが、  いつの間にかわからなくなった


(あれ? 僕はいつの間にこの場所へ来たんだろうか?)


よくわからないままに入ってしまったこの場所について考えた


そういえば、、あのとき君は何かについて話していた

それはどういう話だったのか、、


思い出せないくらいに頭がガンガンしている



君の姿を見てみた

君は何かに取りつかれたように眠っている


(あれは夢だったのかもしれない)



◦ ◦ ◦ ◦ ◦ ◦


おかしな場所へ来て、おかしなことが続いた

自らが 離れ離れになろう、と言った


なぜそんなことを言ったのかわからなかったのだが、そのように口走っていた


君は何かにすがり付きたくなったようだ


何かにしがみついていた


それが 大蛇の影だった



大蛇は振り向いて 僕にこう言った


《なんのようだ》


《何の景色を見にこの場所へやって来たのだ》



「別に用事はないです。どこからか迷いこんだみたいなのです。
どこに行けば出られるでしょうか?」

僕は大蛇にそういった


すると大蛇はこういった


《おまえはいつからわからなくなったのだ》


《いつから俺の存在を消そうとしていたのだ》


《いつの間にかかえってきた俺のことを忘れたわけではあるまいな》


「そんな話は初めて聞きました。それはどういう意味ですか。」


大蛇はこう続けた


《おまえの中からなにかを失うようなことがあってはならない》


《おまえは自分の決めた存在を
自ら消してしまおうとしているのではないのか》


《おまえは誰のためにここにいるのだ》


《誰をまもりたくて
この時代にやって来たのだ


忘れたとは言わせない》







僕は 誰のために生きているのか。。

誰をまもりたくて
ここへやってきたのか。。


そう考えた


、、考えてみてわかったことがある



…*…◦…*…◦…*…◦…*…◦…*…◦

そうだ!


僕は 君をまもるために
ここにいるんだ!


自分の決めた相手を守り抜くことをしに

ここへやって来たんだ!



それは 忘れてはいやしない



思い出したんだ


大蛇と話す中で 気づいたんだ



僕は 覚悟を決めてやって来たんだ



愛する君をまもるために
この世界へ身を任せたのだ


全て思い出した



そうだった。。




過去から決めてきた何かがわからなかった


いつの間にか離れていたんだ、

君のことから



君を忘れてしまえば楽なのに、なんて思ったことはない


いつもいつも
僕の近くにいて
離れてなんかいなかったんだ



▫ ▫ ▫ ▫ ▫ ▫ ▫ ▫

そうすると                 信じて                  覚悟を決めてやって来たんだ


そうかそうか、
思い出したぞ!

やっと できることがみえた



君を愛し抜くこと


それが 僕にとっての大切なことだから


愛する君を失うなんて考えたことはない



君から離れないと誓うよ




もうこの場所から離れていこう



…*…◦…*…◦…*…◦…*…◦…*…◦


いつ死んだかわからない大蛇の死骸がそこにあった


君は顔をそむけながらこういった


「なんだか変な夢をみていたようだわ


おかしな大蛇が私のからだに入ってきたの


何もしていないのに
からだがだるいわ

どうしちゃったのかしら
わたし、」



「それはきっと変な夢だったんだよ

もう、目が覚めたから大丈夫だよ

帰ろう」


僕は君にそういって
手を繋いだ


「わかったわ」


君はにっこり笑顔を見せながら輝いていた



僕は大丈夫なんだ


だって
君のことを思い出したから


二度と離さない君のことを


永遠に愛し続けるから




♡ ♡愛があふれてとまらない魂より♡ ♡ 







ありがとうございます😊💕 愛巡り巡り無限に愛エネルギーが流れ湧き湧き満ち溢れますように✨️✨️✨️