〔記憶物語〕~海の中④
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前世でのパパの影響が強いのよ
パパが私をかばって亡くなったあのことが、いつまでも私の中に離れないで付きまとうの
あんなに大好きだったパパが、いつまでも私の中にいて離れていかないのよ
自分でもどうしていいのかわからなくなってしまうの・・・
〈前世での影響の傷は癒さなければならないよ
どうしてもそれは癒してもらいたいことだよ
上の世界に行って癒してくる作業をしてくるのが一番いい方法なんだよ
ただここで黙って眠って置いておくだけじゃあ、その傷はいつまでたっても君の中からいなくならないよ
君の中に深く入った傷は、外に出して癒してしまってあげた方がいいんだから
このままでいたらもっと深くその傷が中に入って、出すことも癒すことも難しくなってしまうことにもなるんだよ〉
そんなこと😔、、わかっているの、
わかっているけど、生まれ変わるのはまだいやなの
わがままだって、わかっているよ
だけど、あんな思いは、
もう二度としたくはないの
本当はずっとここで眠っていたいよ
貴方と離れたくない
なにも思わずに、ただただここで、ずっと貴方のそばでゆっくりと眠り続けていたいの。。
〈そんなことをしていたら困るんだよ
君の癒しが進んでいかないと、俺たちふたりが還る場所に還る作業をする頃に、君の中にある不十分な思いが順調に癒されていなければ還るにも還られなくなっちゃうよ〉
そんなのいやだ・・
〈そうだろう?
そのままでいたら結ばれなくなっちゃうんだよ〉
どうして?
〈純粋な波動を持つ同士でなければ結ばれることが出来ないからだよ〉
純粋な波動・・・
〈君の中のその〔くもり〕があるうちは、俺たちはからだの方は強く結ばれていても、心の奥深くの魂の中では離ればなれになっちゃうんだ
俺はそんなのはいやだから、君の中にある、その〔くもり〕の部分を早く取り除いてあげたいんだ
君の癒しが順調に進められたのなら、俺たちは別の場所で、やっと本当の意味で、魂の中に還ることが出来るようになるんだ
だから上に行って、その〔くもり〕の解消をしてきてもらいたいと思っているんだ〉
・・行くのがどうしてもいやだって言ったら?
〈そうしたら仕方ないね。
俺と君の魂の中はずっと結ばれないままに終わっちゃうことになるね〉
そんなのいやだ・・
〈じゃあ、行ってこいよ
行って確かめてこいよ、自分の中の気持ちを
どうして自分はそういう気持ちでいるのか
上に行って確認して見てこいよ〉
そんな簡単に言うのね。。
〈俺はずっと待っているからさ
kayoの中の気持ちがどこまで癒されたのか、確認しながら生きて みているからさ
大丈夫
全部、すべてみえているから
自分の中の、何がどういう風になって癒されてきていないのかがはっきりとわかるまでは、俺はkayoの見えている世界の中には登場しないから〉
えー、そんな風にして、何が楽しいの?
おもしろいの?
私のその苦しんでいる姿を見るのが好きなわけ?
〈う~ん?
楽しいとかおもしろいとかではないよ
ただ、kayoがどこまで自分の心を癒せてあげられたかな?っていうのを見届けたいんだよ
好きな女のことは大切にしたいし、まもりきりたいからさ
自分のことを大事にしてほしいと思っているしね
できるだけ早く結ばれたいとも思うしさ〉
🏝️ 🏝️ 🏝️
そうやってふたりは話を続けました。
わかった!
やるよ! 行くよ!
行ってくるよ、上の世界へ ☆☆☆