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大企業サラリーマンが、好きなことのために会社を辞めたら「ベーシックインカム」を得た話(1)

初めまして。今日からブログの執筆を始めます。

2024年7月末に9年半勤めた大企業を辞めることになりました。職場環境も変わるので心機一転、何か始めようと思いブログを考えたのですが、8月1日以降の自分の働き方がかなり特殊だということに気づき、それについて纏めてみようと思います。

題して:大企業サラリーマンが、好きなことのために会社を辞めたら、「ベーシックインカム」を得た話

お金のための仕事(ライスワーク)は必要だけれどやりがいがない。好きな仕事(ライフワーク)は楽しいけれど安定性がない。

これは古代から様々な人が問うてきた難題でしょう。私自身、会社に勤めながら何度もこのテーマを考えてきました。

考え続けること9年半。とても有難いことに、この度、縁あってそのどちらでもない選択肢を見つけることができました。

新しい職場から提示された条件は「あなた(私)が好きなことだけを追求すること。もはや会社の仕事はしてもしなくても良い。当然、対価として給料も払うし、社会保険料や年金の支払いも会社が行う。出張に行ってもいい。」というものでした。

詳細はまた別の機会に私自身のことも含めて記載したいと思いますが、この話をして、ほとんどの人が「そんな雇用は聞いたことがない」と口を揃えて言いますし、「何か騙されているのではないか」と私の身を案じてくれた人もいました。

まだ入社前の段階ということもあり、私自身本当にそうなるのか、と不安な気持ちはない訳ではないですが、これまでに社長と数度に渡り面談を重ね、私自身のことを伝えた上で、その社長の話を聞き、しっかり人間関係を構築した上で出した答えです。ですので、これを好機と捉えられずに行動ができず、やるべきことができないのは避けたいですし、自分で決めたことなので、もし仮に騙されていたとしても、「それはそれでいいや」という境地です。

さて、このブログでは、そうした「これまでにない取り組み」について自分のペースで執筆を続けたいと思いますが、主目的は、あくまでも自分の頭の整理に留めたいと思います。そもそも、自分がこのような幸せな立場にいれるのは、正直99.9%運だと思うので、良くある自己啓発本のように、「これをこうしたら自分のようになれます」とは口が裂けても言えません。

ただ、副目的として、私のように何か具体的にしたいことがあって、数年間の時間と最低限のお金が確保できれば、心置きなくそれに挑戦できるという人の力になりたいとも思っています。

つい最近、自分の進路報告をしたところ、私の友人が「あなたの立場のような雇用体系があり得ることを知れば、何かをしたいけれど踏ん切りがつかずに悩み苦む人行動に役に立つかもしれないから、ぜひ自分の境遇を発信すべき」と強く勧められたことも、敢えてブログの形で公開することを選んだ理由です。ハウツー本にはなれないけれど、心のどこかで好きなことを追求したい人に寄り添うような文章を自分のペースで書き続けたいと思います。
  
最後に、第一回目の記事なのに、いきなり変な話なのですが、実はタイトルには表現的な誤りがあります。

野村証券の証券用語解説集によれば、ベーシックインカムの定義を見ると、「政府が性別、年齢に関わらずすべての国民に、生活に必要な最低限の金額を無条件で支給する制度」としているので、1人が貰っているだけではベーシックインカムにはなりえません。しかしながら、私も含めて、ベーシックインカムという言葉から意味を推測できる人も多いと思い、「実質的な一人ベーシックインカム」という自己矛盾をはらむ言葉で補足させて下さい。
 
では、また次回以降、なぜこういう立場になったのかについて書き進めていこうと思います。


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