雑記(6)
こんにちは。ブログを始めて6日目。
今日は「大企業の・・・」の方は今日はお休みにしました。明後日から桃太郎の展覧会が始まるに際して、最後の準備に取り掛かりました。
家と会社を行ったり来たりしていた時代には、まさか自分が平日の昼間に展覧会を主宰するとは思ってもいませんでした。自分で絵を描く訳ではないですが、これまで小学校・中学校通して、美術の評定は2と3しか取ったことなかったので、大人になって自分が美術という領域に関わっているのが不思議です。私は美術の専門家ではありません。それでも、様々な人の手を貸りることで、何かをすることができる。
今回の東京で国内4か所目になりますが、当初に比べるとだいぶ展覧会の運営に慣れた感があります。1か所目の京都はお客さんがどれだけ来るかわからず前日は緊張して眠れなかったのですが、その後、岡山、福山と進むにつれて徐々に安眠ができるようになりました。お客様の感想を読むことで、自分の取り組んできた方向性は間違っていなかったと感じることで徐々に自信を持ち始めたからかもしれません。
写真は福山開催で利用した福寿会館。これまで建物にはあまり関心がありませんでしたが、自分が使う立場になると俄然その場所に関心を寄せるようになります。その建物はいつ誰がどのような理由で建てたのか。絵を配置するとしたら、どこに何を置こうか。文化財と自分を接続することで、徐々に地域の歴史や文化に関する理解が増し愛着が湧く。
海外にはこう地元の人が気軽に利用できる文化財は多くありません。当たり前に数百年前の人と繋がることができる豊かさ。それは決して当たり前ではありません。文化の価値とは、自分が何かを取り組むときに、同じ時代を生きる仲間だけでなく、過去の先人たちと共に戦うことができること。そんな安心感を与えてくれるものが豊富にある日本に生まれ育ったことはありがたいことです。
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