正解なんて無いのかもしれない

新しく赴任してきた上司と元々いたメンバーとのバトルが毎日続いている。収まり所がなく両者一歩も引かない。
お互いに愚痴を第三者に吐き出し、それを風の噂で聞きつけまた炎上してを繰り返している。
話し合えば解決するのかは誰にもわからない。
持って生まれた性格とよくわからないプライドという厄介な物が大きな壁となって高く高く聳え立っているのだ。
第三者となる自分はそのよくわからない愚痴を出勤から退社まで
うんうんと聞き、時にはわかるわかると同意し
そんな事知るかとは口が裂けても言えず、
ここまで来たら解決策はどちらかが異動するしかない。
どっちの言い分もわかるが、
どうか良い所も見つけて歩み寄ってくれないだろうか。愚痴ばかりでは何も生み出せない。
自分の事は棚に上げて、と言う言葉通りの状況なのだ。
自分を顧みる、きっとそれはとてつもない試練なのだ。自己の悪い所を見直して修正して行かなければならない。他人の悪口を言って愚痴を聞いてもらっている方が安心できるのだ。
自分にも悪い所があったから、事態がこうなったんだと気づく事は金輪際無いのかもしれない。
さて、第三者の自分は
このまま毎日愚痴を聞き繰り広げられるバトルを傍観し、自身の業務を訥々と熟す、右から左に受け流そう。だって正解なんてわからない。
無いんだ。たぶん。

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