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うつのセルフケア、瞑想

適応障害は完治したわけではなく、まだ週に一度クリニックには通うし薬も処方されている。
が。なんとなく日常生活が穏やかなので、もう薬は飲まないでいいや、と自分で判断して断薬してしまった。その後、調子が悪い。早朝の強い不安感、そわそわ感や頭痛などに辟易し、やはりまた飲み始め、途方に暮れる。

ドクターに相談したら、早朝に起きないように睡眠薬を増やしますか?と
いわれ、断固NO!
ああ、投薬の負のループ。
早く薬をのまないでいい日がこないかな。
ここで、まだ、薬イコール悪、という考えは根深くあるのだ。

精神薬は、自分で断薬したらダメなのです。
適応障害とはいえ、うつ病の薬と同じものを処方されていて
うつの治療は長くかかるといわれているので、まだまだ
かかりそう。

そんな中、治療とリハビリを兼ねて瞑想を習慣にした。
最初は5分、どんどん長くして今では通勤前の20分。あっという間に感じる。昼間や夜も、時間をつくっては座ることにした。

瞑想の種類は、ヴェーダーンタの先生に教えていただいた、吐く息でイーシュワラーヤナマハやOMを唱える。唱えるだけでなく、しっかりとヴェーダーンタの教えにもとづくイーシュワラへの理解なども必要。ここは、心を無にするとか、禅の考えとかとは違うところ。もちろんヴィパッサナー瞑想の教えとも違う。ヴェーダーンタの目標はモークシャであるから、そのために心を整え、ダルマな生活とイーシュワラを理解するためにも瞑想をする。

ただ、心が落ち着くということは、脳とどう関係があるのかということが
今回知りたかったので、いろいろ科学的根拠にもとづくことを調べてみた。

脳の働きに瞑想は効果を表すそうだ。
うつ症状は脳の前頭葉が正常な働きになっていない状態で、神経伝達物質ドーパミンも過剰分泌されるのだそう。ドーパミンの過剰分泌が不安などを長く続かせるのだそう。その、前頭葉に回復を与えるのが瞑想だということが、さまざまな研究結果に出ているのがわかった。

心を無にする、とかの観点ではなく、科学的に研究された脳波のデータから、うつ症状の回復に瞑想が効果的だなんて素敵だ。
前頭葉の能力が衰えると、うつ症状が悪化するのだそう。

瞑想をすることで、不安の元のドーパミンは減り、幸せを感じるセロトニンがバランスされてくるという。

いまのわたしにドンピシャなリハビリとセルフケアである瞑想。
日に日に深まっていってる。
心が落ち着くというありきたりな感想ではなく、うつっぽい観点からの感想としては、
・不安感で思考ぐるぐる→ぐるぐるする時間が短くなった
・頭が常に思い→呼吸が深くなって、頭や目の周りがすっきりする
・自分は必要のない人間だと思う→自己肯定感が少しあがる
・周りは敵だ→少しはいい人だと思える
・ぐったり横になってしまう→掃除や片づけをぱきぱきする

という変化がおきてきた。
この先わたしの前頭葉を思いっきり癒そう!
幸せになるには自分でセロトニン出すしかないものね。





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