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今の自分に点数をつけると何点ですか?

先日、コミュニティ内でインタビューを受ける機会があった際に、「今の自分に点数をつけると何点?」という質問に、私はとっさに「98点!」と答えました。

皆さんは、今の自分に点数をつけると何点をつけますか?

これ、キャリアの講座やコーチングなどでも今の自分の状態を知るためにこういった質問を自分自身もすることもあるのですが、自分自身に何点をつけるかって、結構人によってわかれます。


子どもを持ってこんなに「できない自分」に向き合うとは思っていなかった

私個人は、新卒で入社した会社を3年で辞め、25歳で結婚し、1年間夫の仕事で海外で主婦をしたのち、26歳でフリーランスとして仕事をし始めて、今年で10年になります。

フリーランスで仕事をするようになり、ある程度自分の強みがある領域で仕事を頂く機会が増え、大なり小なり成功体験が積みあがっていたような生活をしていた中で、30歳で一人目を出産。

子どもはずっと望んでいたし、我が子に出会えたことは人生において本当に幸せなことであることは間違えないのですが、今まで、家庭的な所謂、家事領域や、子育てというような育児領域をほぼ経験しないまま母親になった私は、こんなにも毎日家の仕事があり、それを行うことがとてつもなく「できない」に向き合うことになりました。

周囲の子育ての先輩方に話を聞くも、
「家事テキトーだよ」
「料理なんてパパッと作っているだけだよ」
とはいうものの、私にはその領域すらもわからないほど、壊滅的な家事状態でした。

それに加えて、子どもとの生活は、離乳食や子どもの予防接種管理、子どもが体調不良になると、はじめてのことばかりで、これでいいのか常に不安と隣り合わせ。夫と協力しながらではあったが、次から次へと増えるタスクと初めてのことばかりの育児に戸惑い心が疲れていることが多くなりました。

今まで、自分がある程度コントロールできる人生を歩んできてたギャップが大きく、大きな挫折感のような感覚で、家庭領域になると自己肯定感も低い状態になっていました(今もたまになります)

親の自己肯定感が低いと…

私は大学でキャリア支援の仕事を長くしているのですが、社会に出る手前の大学生たちの中にも、自己肯定感の低い学生たちに会う機会があります。彼らは、20年間生きてきた中で、色々な背景があって自信を失っていたり、社会や大人を信用できなくなっていたりするのですが、彼らをみて、親の存在ってやっぱり大きいなと感じています。

親の考え方、親の関わり方、親が見ている世界が少なからず子どもに影響を及ぼすのではないかと思っていて、私自身も顧みる機会になっています。

親が自信を持って生きていたら、子どもも自信を持った生き方をするようになるだろうし、親が子どもの力や強みを信じてあげれば、子ども大切な人や仲間を信じられる人になると思います。

どの親も、子どもが自信を持った大人になって欲しいと願っていると思います。だから親自身が自分を信じてあげること、自分にOKを出すことが大事なんだと思います。

私はそんな経験から、自分の「できない」にフォーカスし過ぎることを手放しました。だから常に90点以上の自分でいいのです。

もし、あなたの能力やスキルを指摘する人がいたら、「あなたからはそう見えるのね」と、他人軸と自分軸は違うんだなと思うようにしてみましょう。

最近は、「レジリエンス」という言葉も聞くようになり、研修の領域で組み込まれていたりします。※この話はまた今度ゆっくり書きたいと思います。


足りないものを補うのが成長ではなく、強みをより生かすのが成長

日本の教育はオール5にするためにはどうしたらいいかということを10代のうちに叩き込まれています。それも確かに大切なことだとは認識していますが、社会に出ると、一人ひとり個性も強みが違う人たちと仕事をすることや、年齢や背景も違う人たちと地域活動やPTAなどでご一緒する機会もある。その時に大切なのは、相手のできないものをできるようになることを期待するのではなく、その人が一番発揮できるだろう、強みや能力の力を借りることだと思います。経済は「分業」で発展してきた賜物です。

自分の子どもを見ていると、同じ親から生まれてきていても、特徴が全く違います。それぞれを同じように育てることは絶対無理ですし、全く違うことに興味を持っていくことでしょう。

そんな時、自分の子どもが選択することに自信を持って踏み出せる力を持っていて欲しい。自分に自信がないと、相手にも自信を持ってはもらえないと思います。親は子供を応援し、信じてあげることくらいしかできないと思うので、私は私自身を肯定していくことが、子どもの未来に繋がると信じて、毎日自分にOKを出し続けることにしています。

今回のコロナでも、自粛生活になり、テレワークwith KIDSは予想以上の大変さと仕事のできなさがありました。でも、そんな1日でもできたことにフォーカスをしていきました。より大切なことにも気づける機会になりました。

以前紹介した、1日3つできたことを振り返るワークもおすすめです!
私は月1回noteでその月のできたことだけにフォーカスして振り返りをしています!

まだまだ先の見えない毎日ですが、一緒に頑張りましょう!


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