2020/12/17 12月議会 一般質問② 『子ども・子育て支援』
2 .子ども・子育て支援
宮城県は子育て支援には重きが置かれ始めたが、子ども支援と女性支援が少ないということを冒頭で述べて一般質問を行いました。
質問事項は5つ
(1) 民間の子ども子育て支援拠点に『子育て支援拠点事業』を実施の可能性
(2)『幼育・保育料無償化』に伴い幼稚園の預かり保育の料金体系を見直すこと
(3) 小中学校や幼稚園でも使用している連絡用アプリの保育所での利用
(4) 市の実施している『子育ちラボ』の成果
(5) 総合計画に掲載されている『子どもの権利条約』のセミナー等の実施状況
市の返答に関しては、
(1)『子育て支援拠点事業』に関しては、民間にも実施していく予定であり、現在1団体と意見交換をしており実施していく意向を確認している。現時点でスタート時期についてはまだ定まっていないとのこと。
(2)預かり保育の料金体系は、指摘を受け見直すとのこと。気仙沼では月12回未満の利用の場合、回数が少なければ少ないほど負担が大きくなる料金設定になっていたため、市民からの相談を受けて質問。コロナの状況によっては、預かり保育を控えてほしいとのお知らせが回った時があり、無償化なのに利用回数が少ないほど負担が増え、苦情が発生しました。教育委員会は、その時期の利用料を慌てて無償にしたのですが、課題が残っていました。
(3)『連絡用アプリ』現在1か所で実施しており、来年度から全ての保育所で利用していく予定とのこと。
(4)『子育ちラボ』は、3カ月の勉強会を通して、子ども子育て団体の活動の整理やつながりや、また新たな民間のチャレンジャーの参入を即し、市全体の子ども子育ての機運を高めることを目的として行っているとのことでした。ただ、具体的にどういう状態を目指しており、その中でどういう位置づけになっているかについてはあまりスッキリした答えは得られず、参加団体で考えていきたいとのことでした。
(5) 『子どもの権利条約』のセミナーは、これまでは行っておらず今年度実施していくとのことでした。実施されてなさそうだったので質問したのですが、子ども家庭課に限らず、総計に掲載されており特に市民が提案した事項については、なるべく早めに実施していくことを要望しました。
子育て支援に光が当たってきているのはとてもよいことだと思います。ただ、子どもの貧困やシングルマザーの支援等にも同じように光を当てながら進めてほしいと思います。
以下、実際の通告文です。
2.子ども・子育て支援について
(1)民間が運営する子ども子育て支援施設に対して、条件が整っているところに一般型の地域子育て支援拠点事業を実施すべきと考えるが、市の見解を伺います
(2)幼稚園における預かり保育料は、月額5,000円と定めているが、幼児教育・保育の無償化により、利用日数に応じ、国から1日450円が補助される仕組みとなっている。利用日数が12日未満の場合、日数が少ないほど自己負担が高くなる。利用料を12日以上は5,000円とし、12日未満は利用日数に450円を乗じた額とするなど、料金体系を改めるべきと考えるが、市の見解を伺います
(3)小中学校や幼稚園などから保護者への連絡については、連絡用アプリを利用している学校や幼稚園が多いと伺っています。保護者の利便性の向上や職員の負担軽減のため、保育所でも導入すべきと考えるが、市の見解を伺います
(4)今年行われた「子育ちラボ」によって、参加団体のどのような課題解決につながったのか伺います
(5)第2次総合計画前期計画にも掲載されていた、「子どもの権利条約」に関するセミナー等の実施状況及び今後の取り組みについて伺います