2020/6/24 一般質問② 『障がい者福祉における課題』

一般質問 ②
『障がい者福祉における課題』
自分はこれ結構な問題だと思う。きっかけはこれも障がいを持っているお子さんの保護者の方からの相談。「サービス等利用計画を作成している相談事業所の方とこれまで一度も会っておらず、電話連絡も受けたことがない。計画の控えももらったことがない。」

福祉施設を利用する時や、障がい者福祉サービスを利用するときに、利用される方は、そのサービスの他に普段の家庭や病院なども含め、その方の全部を総合した計画をつくります。それが「サービス等利用計画」。相談事業所というところがつくります。
当然、ご家族に会ったり、家庭訪問をして家庭環境を見たりしないとできないはずなのに、それを全くやってなかった事例が複数あることが判明しました。今回は公の場で事実関係を確認し、改善を図るため一般質問しました。
利用者の方は最初から一度も会ってないし連絡もない、計画の控えもないので「サービス等利用計画」自体知らない方も少なくありません。

今回の件で、市として相談事業者に対し早急に改善を求め、改めて実態調査が行われることになりました。また市が相談事業所に行う実地指導の中で、家族等との面談などが重点項目として加わり、利用者の家族に対しても、サービスの申請や計画の更新の機会に、制度の周知を図っていくこととなりました。

(以下一般質問の通告文)
2.障害者福祉におけるサービス等利用計画の作成及び更新について
障害者福祉サービスを利用しているお子さんの保護者の方から、「サービス等利用計画を作成している相談事業所の方とこれまで一度も会っておらず、電話連絡も受けたことがない」との相談を受けました。調べた結果、同じ相談事業所を利用されている複数の保護者の方から同様の報告を伺いました。今回話を伺った方々は、サービス等利用計画の控えなども受け取っていないと述べています。事実であれば、非常に改善が求められるケースであると思われます。この件に関して以下の点について質問します。

(1) サービス等利用計画は、障害者自立支援法の一部改正により平成24年4月から3年間の移行期間を設け、障害者福祉サービスの利用者全員に作成されることとなった計画です。移行期間はある程度の混乱や特殊な事情も予想されますが、最初の計画作成時、及び契約時に相談支援事業者と保護者が会っていないことについて、市の見解を伺います。
(2) サービス等利用計画は2年から3年ごとに更新を行い、3カ月または半年ごとにモニタリングを行うこととされています。更新やモニタリングの際、相談事業者がこれまで一度も保護者との面談や家庭訪問、電話でのヒアリングを行っていないことについて、市の見解を伺います。
(3) サービス等利用計画は相談支援事業者やサービス事業者だけのものではなく、ご本人及びご家族にとってもとても重要なものであると考えられます。計画の控えを保護者へ提供していないことについて、市の見解を伺います。
(4) 計画相談支援の適切な実施及びよりよい推進に関して、これまでの市の対応と今後の取り組みを伺います。

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