どういう時に確定申告をするのか

10年前から毎年確定申告をしている。今年は、もうすでに終わらせた。会社で年末調整をして貰える方は、基本的には確定申告は必要ない。ここでは、どのような場合に確定申告をしたらいいかを自分の体験を元に記載する。

・歯科矯正の医療費控除

私は生まれつき永久歯が2本ない。高校生の時に歯が欠けてしまった。欠けた箇所の歯と歯に架け橋の様なブリッジという入れ歯をしていたが、子供が毎日ポリ○ントなどするはずもない。大人になりインプラントを入れようとしたが、歯が空いた箇所に傾いていたため歯科矯正が必要になった。この様な美容のためではない歯科矯正は、医療行為となるので確定申告の対象となる。

・妊娠出産関連の医療費控除

長男を妊娠した時に35週まで逆子だった。毎日逆子体操をしていたが治らなかったので、36週目に別の産婦人科で外回転術を受けた。外回転術とは、簡単に言えばお腹の外から手で赤ちゃんの頭をぐるんと回して頭を下にする手術だ。帝王切開を避けられるメリットがある。私の場合は、前日から入院してお腹の張り止めを点滴。翌日、手術は緊急帝王切開が可能な様に分娩室で行われた。お医者さんが私の上にまたがり、看護婦さんが数名付き添ってエコーを確認していた。手術は正味5分くらい?で、あっという間に長男はぐるんと回ってくれた。念のためその日も入院した。おかげで37週に健康な男子を自然分娩で産んだ。頭が大きい子だったらしい(笑) この入院や手術にかかった費用も医療費控除の対象となる。

・NPO法人への寄付


10年ほど前から【国境なき医師団 日本】に毎月(本当に少額の)寄付をしている。寄付を開始したきっかけは、子供が生まれたことだ。世界には、飢餓や十分な医療を受けられずに亡くなる子供が毎日何十人何百人といる。国境なき医師団は、紛争が行われている地域に行って医療を必要とする人々に平等に向き合う。彼らの行動力と使命感は尊敬という言葉以外では表せない。NPO法人に限らず、国や市町村が認めている団体への寄付は、確定申告の対象だ。収入にもよるが、確定申告で寄付額の40%くらいは還付されるので、本当に少額でもいいので一人でも多くの人に寄付に興味を持って欲しい。寄付は誰にでも出来る。私は、子供2人の母で、夫の妻で、何の役職もないただのサラリーマンだ。

こう考え欲しい。会社に毎日水筒を持参するだけで寄付が出来る。もし水筒の代わりにペットボトルを購入すれば、ペットボトル1本150円×20日で3000円になる。この3000円を寄付に回す。私は、実際には1500円/月しか寄付出来ていない小心者だ。そんな私も少しでも誰かの力になりたい。難しい事は何もない。

・ふるさと納税

去年からふるさと納税を始めた。遅いデビューである。何故なら去年からお米を購入する必要が出てきたからだ。一昨年までは叔父からお米を貰っていたが、叔父が農業を引退した。これまでの有り難さがみに染みる・・・。という訳でお米をふるさと納税で購入することにした。これも立派な寄付だ。ただ昨年は、どの位ふるさと納税に使えるのか分からず、お米以外にも肉やら魚やら購入してしまい、自分の年収に見合わない額を寄付してしまった。その年は夫の源泉徴収を使わせて貰った。皆さんは気を付けて(笑)

・確定申告を終わらせて

昨年はコロナもあり確定申告を出せなかったので、今年は早々に終わらせてきた。確定申告は、過去5年遡って申請が可能だ。当時の領収書などをとってあるのであれば申請してほしい。ちょっとした額から少し贅沢が出来る額までもどってくるはずだ。


確定申告に必要な書類は、国税庁のホームページからスマホで簡単に作成できる。印刷はコンビニでできる。今年から印鑑も不要だ。確定申告のために税務署に行く際にLineの予約が必要だが、提出のみなら予約は不要だ。もしかしたら自治体によって異なるかもしれないので確認は各自でしてほしい。確定申告の受付は17時までやっているので、仕事を早めに切り上げられるのであれば、わざわざ休みをとらなくても良い。更にマイナンバーガードを持っていれば、自宅でスマホだけで出来るらしい。昔は自分で紙に記入していたし、よく分からない計算式に頭を抱えたものである。

自分や世帯主の源泉徴収があれば今すぐやってみてほしい。驚くほど簡単だ。

#確定申告やってみた


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