食べる#36 FeMEETS定期便始まります② 〜新しい挑戦とこれからについて
前回のnoteには、FeMEETSのこれまでの歩み(紆余曲折あり)を書きました。
今回は、実際どんなサービスなのか?という説明と、これからの展望について語っていきます。
FeMEETSとは
FeMEETS®は、私の管理栄養士としての視点と、鳥獣被害対策の現場での原体験が出逢って生まれたプロダクトです。
農作物等の鳥獣被害は全国的に増加しており、対策の一環で捕獲されたイノシシのほどんどは廃棄処分されています。
従来は価値が出にくいとされていた夏場の猪肉の栄養学的価値(鉄・たんぱく質・ビタミンB群)に着目し、日本人女性の6割が抱える鉄不足と、鳥獣被害の同時解決を目指します
FeMEETSの3つの特徴
①貧血改善に有効な有用な栄養素を多く含む夏場に捕獲されたイノシシのうち、より最適な部位を選んでミンチに
これまで、島根県産業技術センターさんと共同で、あらゆる個体の性別・体重・部位ごとに栄養価分析してきました。
そのデータに基づいて、タンパク質、鉄、ビタミンB12など、貧血改善に必要な栄養価を多く含む部位を選んでミンチにしています。
ミンチしているのも、個体差の大きいジビエの栄養価を均一化するという目的と、和洋中あらゆる使い方ができ、飽きがこないということもポイント。
レトルトなどの調理済み商品を作らなかったのもこのためです。
②FeMEETS®栄養士・管理栄養士チームが季節のレシピや貧血対策に必要な食べ方を提案
このカレンダーは冷蔵庫に貼ってもらう想定で作りました。
毎日冷蔵庫を開ける度に目に入るので、『貧血対策しなきゃ』を忘れずに思い出せます。
旬のオススメ食材はスーパーなどでの食材選びのヒントにも。
キッチンにあっても邪魔にならないよう、デザインにもこだわりました。
貧血対策に限らず、食生活改善はいかに習慣にできるか?
完璧な食事を毎回作るのは難しいので(わたし自身も)、ゆるく長く、そして楽しく習慣を作っていけたらと思います。
③ただ猪肉を販売するのではなく、イノシシを取り巻く自然環境についても発信し、消費者と共に未来を考える仲間同士という関係性を築く
ここはわたしの願いであり、これからの挑戦でもあります。
お客様とダイレクトに関われる利点を活かし、猪肉や動物としてのイノシシ、イノシシを取り巻く自然環境についての情報をお伝えし、食卓で話題にあげてもらえたらと考えています。
中山間地域がかかえるあらゆる課題─鳥獣被害に限らず、高齢化や担い手不足、耕作放棄地の増加など─は、当事者だけで考えていてももはや解決は難しいと痛感しています。
これまで関わりのなかった層にも知ってもらい、考える頭を増やす必要があります。
FeMEETSのお客様は、地域を飛び出て、都市部に暮らす30、40代の女性もイメージしています。
まさに島根に移住してくる前のわたし自身。
島根に来て、縁あってこのようなことに関わることになり、初めて知ることばかりでした。
野菜もお米も、お金を出せば簡単に手に入ると思ってきましたが、それは『作る人』がいてこそ。
そして今『作る人』に、これまでかからなかった肉体的、精神的負担がかかっているということも。
この目の前の食材は当たり前に手に入るのではないのだと、カルチャーショックを受けました(農作物に限らず、肉や魚なども)
『命をいただく』
イノシシに限らず、いろんな動植物のエネルギーを受けて、わたしたちの体は作られ、動き、生かされている。
この地でいろんな人、地域、生き物、食材と出逢い、身をもってそのことを実感します。
ここはできるだけヘビーにならないよう、季節や自然を身近に感じてもらえる発信を心がけています。
そして、ユーザーさんからの「イノシシこんな風に食べたよ」の報告がわたしの喜び。
それを他のユーザさんとも共有したい!
双方向にやりとりできる関係性を築いていけたらいいな〜とワクワクしています。
長くなりましたが、FeMEETSの中身の紹介と、これから叶えたいことを書いてみました。
定期便は今月より申し込みスタート!
毎月20日までの申し込みで、その月の29日頃に翌月号が届きます。
今月はBASEさんのキャンペーンが入ったので、8月スタートの受付を7月24日24時まで延長しました!
↓↓↓
申し込みされる方は、ぜひこのキャンペーンコードを入力してください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?