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モロッコ、マラケシュに行ってきた! 旅行情報まとめ🇲🇦

12月中旬、3泊4日でモロッコのマラケシュへ旅行してきました。ヨーロッパ内の旅行は慣れてきた私ですが、モロッコは情報も少なく不安な部分も多くありました。この記事がモロッコ旅行を考えている人の参考になれば幸いです。女子2人旅です。


治安・衛生

皆さんが一番気になるのはここだと思います。私たちは結果的に体調を崩すこともなく、ぼったくられることもなく過ごすことができました。

水道水は、口に含む程度は問題ないが飲むことはやめておいたほうがいいと言われています。少し口に入ったときは塩辛い味がしました。
現地の人も普段から水を買って過ごしていて、カフェや屋台でもペットボトルの水を使っていたので外食も心配することはないと思います。(ミントティーも飲んでみてください!)
私たちが泊まったリヤドではペットボトルを何度でも貰うことができ水を買わずに過ごすことができました。
空港でも水汲み場は無さそうでしたのでペットボトルの水を買いました。(空港内で1.5ユーロで良心的価格です。)

客引きはしつこいですが無視をすれば危害を加えられたり暴言を吐かれたりすることはありませんでした。日本語が話せる客引きも多く、「ニーハオ!こんにちは!かわいいね!ジャポネ?チャイナ?コリア?」など声をかけられ反応してしまいそうになりますが無視が賢明な判断です。

治安ですが、個人的にはフランスやスペインのほうが危険な雰囲気を感じました。フナ市場は現地の人がほとんどなので、人は多いですが安心して過ごせます。

タクシーとトゥクトゥクに一度ずつ乗りましたが、こちらから価格を提示すれば何も言われることはありませんでした。(市場─マジョレル庭園で片道50ディルハム)声をかけてくるタクシーや値札のない店には気をつけたほうがよさそうです。
余談ですが、トゥクトゥクが少ないのは障がい者にしか免許を与えてないからだそうです。どういう経緯なのか少し気になっています。

空港から宿までの往復はホテルの送迎を使いました。空港のタクシーはぼったくりも多く、メディナの道は入り組んでいてグーグルマップのみで宿にたどり着くのは難しいので、高くついても送迎を頼んで正解だったと感じます。(行きの送迎では、宿主が夜食を買ってくれました!)

お金

モロッコは基本現金社会です。市場はもちろん、観光地や新しいお店でもカードが使えないところがほとんどです。私はRevolutで両替してからフナ市場にあるATMで現金を引き出しました。

旅行中、レストランに2度、カフェに3度ほど行き二人で1000ディルハムでギリギリでした。(バヒア宮殿とエルバディ宮殿の入場料一人100ディルハムを含む)

レストランではタジン鍋一つ40ディルハム、飲み物20ディルハム程度ですので、1食100ディルハムほど見積もれば余裕ができると思います。

また市場の土産屋では10ディルハムの品物を1ユーロコインで買えました。レート的には損ですが、ユーロコインがあると便利です。

マジョレル庭園近くのショッピングモールではカード払いができました。物価はヨーロッパ基準だとだいぶ安いですが日本基準だと少し安め程度です。

出入国

到着は夜の11時でしたが、入国審査には200人ほど並んでいて通り抜けるまで30分以上要しました。といっても質問はほぼされず、宿の名前を言ったのみでした。入国審査官が常に雑談しているから流れが遅いだけです。到着ゲート周辺には何もないです。昔あった出入国カードは今は廃止されています。

帰国日も2時間前に空港に行くことを計画していたら、宿主にもっと早く行くように言われ3時間前に行くことにしました。

まずメナラ空港ではアプリでチェックインを済ませていてもチェックインデスクに行くことが必須です!これはヨーロッパ旅行に慣れている人からすると大きな罠かと思います。Ryanair を利用しましたが、初めて手荷物の大きさを指摘されました。その場で友人のバッグに荷物を入れ事なきを得ました。

保安検査は至って普通で、出国審査も少し並んだ程度でした。免税店は充実していましたが、ユーロ表記でしたので、余った現地通貨の消費は空港に来る前に行ったほうがよさそうです。

天候・服装

冬のモロッコの情報はあまりないので服装に迷いました。寛容ではありますがイスラム教圏ですので、足やお腹、肩を出す服装は控えたほうがいいです。それでもジムの近くにはスポーツブラを着た女性の写真があったので、本当に寛容な国なんだと思いました。(現地の服屋にはダボッとした落ち着いた色の服ばかりでした)

12月中旬といえども昼間は直射日光が強く、スカーフ・帽子・サングラスは持っていって損はありません。バヒア宮殿・エルバディ宮殿・マジョレル庭園・クトゥビア周辺のどれもスカーフを巻くように言われたことはありせんでした。朝晩は結構冷え込むので、ダウンを持っていくことを勧めます。特に砂漠はダウン必須です!

昼間は長袖とジーンズ、朝夜はそれに羽織やダウンを着るとちょうどよかったです。昼間も半袖を着ている人はほぼいませんでした。

1日の気温差、アイルランドとの気温差、日光、疲れもあり途中で2人して熱中症ぽくなりました。気をつけてください。

12月でも日差しが強い

宿

宿は日本人からの評価が高いRiad Buossa に行きました。リヤドはモロッコの伝統的な家を宿に改装したものです。内装が可愛いだけでなく、コスパも良く、朝食も美味しく、猫も可愛く、人も優しかったので強くおすすめします。日本語勉強中のスタッフもいます。トラベラーズノートの四分の一ほどが日本人によるものでした。

また交通や観光など困ったときは何でも教えてくれました。ここを選んでおけば間違いないです。

宿の中庭

観光

ジャマ・エル・フナ広場

マラケシュと言ったらフナ広場です!あらゆる物売りが話しかけてきますが気にすることはないです。名物のジュース店は60店ほどあり、どこも金額もメニューも変わりません。搾りたてオレンジジュースは噂通りおいしかったです。四杯ほど飲みましたが味の違いも感じませんでした。どこに行くか迷った私たちは最初に日本語で話しかけてくれた人のところに行きました。

土産屋もたくさんありますが、入り口近くの店が安いです。売られているマグネットなどはどこも同じですが、店によって同じものが10ディルハムだったり15ディルハムだったりします。

市場にあるカフェとレストランに入りましたが、味もおいしく衛生面も悪くなかったです。 

夜の市場

バヒア宮殿

マラケシュで有名な観光地の一つですが、改装中のため見えないエリアもありました。日本人観光客を見たのはここだけです。

ステンドグラスが印象的

エルバディ宮殿

個人的に一番モロッコを感じたのはここです。あまり混んでなかったのでおすすめです。

エルバディ宮殿

クトゥビア

有名なモスクです。中に入ることはできません。周りの庭園もきれいでした。

クトゥビア

マジョレル庭園

メディナから少し離れますが、歩けない距離ではありませんし、高級感のあるエリアで周辺でショッピングなども楽しめるのでおすすめです。近くにマジョレル庭園の所有者であったイヴ・サンローランの博物館がありますが、水曜日が定休日で入れませんでした。

青色が綺麗な庭園

砂漠ツアー

夕方出発し、砂漠でラクダに乗ったりディナーを食べたりするツアーに参加しました。

移動費・ラクダ乗り・ディナー・民族音楽のディナーショー等全て込みで29ユーロ(5000円ほど)でした。安すぎて申し訳ない。

ラクダにも長く乗れて砂漠を満喫できました。おすすめです。このようなツアーに行くならチップを用意しておくといいと思います。

ラクダ乗り

ハマム

ハマムはモロッコの伝統的なサウナ・垢すりです。ローカルなものと観光客向けのものがあるのですが、リヤドに勧められた近くの観光客向けのところに行きました。2人向けのコースで、サウナ(ほぼ全裸で寝転がり放置されます)・全身の洗浄(モロッコで有名な石鹸みたいなものを塗られ、アカスリをされ、洗われます)・モロッカンオイルを使った全身マッサージ全て込みで一人525ディルハム(8000円ほど)でした。マッサージを受けるのは初めてでしたが、いい経験になったと思います。ヨーロッパや日本でマッサージをするより安く済んだと思います。

道、レストラン、市場、いたるところに猫がいます。かわいいです。鳩やスズメより猫がいます。

レストランの猫
町中の猫


いろいろ書きましたが異国情緒と人の優しさを感じられたいい旅でした。迷っている人も是非行ってみてほしいです。もっと詳しく知りたい人は気軽にコメントしてください。

以上、初モロッコ旅行記でした。

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