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How The Japanese Composer Drew Inspiration from an Irish Song for "Wuthering Heights"

[Abstract: Emily Brontë's novel "Wuthering Heights" has seen seven film adaptations to date. Ryuichi Sakamoto took on the task of composing the soundtrack for the sixth adaptation in 1992, and it ultimately became a masterpiece for him. Interestingly, there's a connection in it to the traditional Irish song "Mná na hÉireann." Compare these two pieces.]


映画「嵐が丘」(1992年)は、できについては少々アレでしたが音楽はザ・映画音楽というべきできばえでした。作曲者も当時「いいものができつつある」と公開往復書簡のなかで公言していたほどです。


これ、元ネタとなった曲があります。物語の舞台となったアイルランドの伝統歌です。原詩はもともとレイプを歌ったかなりえげつないものですが、曲はとても美しい。


最初に聴いたとき、どこかで聞いたことがある気がしました。検索してみたら映画「バリー・リンドン」で使われていたとありました。あれもアイルランドから物語が始まりました。スタンリー・クーブリック監督はとことん調べて映画を作る方です。坂本も「嵐が丘」のサウンドトラックを手掛けるにあたってアイルランドの音楽をいろいろ聞きこんだようですね。

これのメインテーマもいずれ分析したいです。

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