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小3から英語を学びなおしてみよう(その8)

その7からの続きです。今回見ていくのは Unit 8 です。

おっと社会科ごっこできましたか。「Let's Play ① 虫めがねにうつるものが何かを考えよう。」 

どういう風に授業が進むかはここに資料があります。文部科学省が用意した授業の進め方です。どうやらこの教材とは別に、デジタル教材を教師が用意して授業で使っているようですね。

① 「ほわっつでぃす?あねすと?」「いぇす、いっつあねすと」
② 「ほわっつでぃす?あごりら?」「のーいといずんと、いっつあすぱいだー」
③ 「ほわっつでぃす?あふぇいす?」「のーいてぃいずんと、いっつあもす」
④ 「ほわっつでぃす?あとぅりー?」「いぇす、いっつあとぅりー、るっく、あんおーるいんざとぅりー」

②がいい味です。「これは何?ゴリラかな?」「そんあわけありません、蜘蛛です」だって。

こういうデジタル動画を生徒たちに見せたあと、今度はこれを使うようです。

先生が「ほわっつでぃす?ほわっつきゃんゆーしー?」と生徒たちに尋ねて、生徒は「いっつあねすと」と答えていくわけですね。

二つ目について「ほわっつでぃす?ほわっつきゃんゆーしー?」と生徒たちに尋ねて、生徒は「いっつあすぱいだー」と答える。

三つ目について「ほわっつでぃす?ほわっつきゃんゆーしー?」と生徒たちに尋ねて、生徒は「いっつあもす」と答える。

四つ目について「ほわっつでぃす?ほわっつきゃんゆーしー?」と生徒たちに尋ねて、生徒は「いっつあもす」と答える。

はあなるほど。


ページをめくってみましょう。「えいぞうを見て、それが何かを考えよう。」

左上から順に、にんじん、きゅうり、もも、パイナップル、たまねぎ、りんご、おれんじ、トマトだそうです。生徒にそれを当てさせるのですね。

その後、デジタル教材を使って、それぞれの英語名を聞かせていくようです。きゃろっと、きゅーかんばー、ぴーち、ぱいなぽー、おにおん、おーれんじ、とめいとう。すでに日本語になったものが混じっているので、その本来の発音と比較させる狙いもあるようです。

この後教師用カードを使って何かやるようです。シャッフルゲーム?

ああなるほど先にカード表(おもて)をみせて、たとえばゴリラの絵があったら「ごりら」と述べてそのカードを裏返して、次にオレンジの絵のカードがあったら「おーれんじ」と述べてそのカードを裏返して…こういうのを三、四枚ぶんやって、入れ替えをして、生徒に「ほわっつでぃす?」と問いかけて、生徒は入れ替えの手順を記憶しているのでゴリラのカード裏を教師が指さしていれば「ごりら」と答える。先生はカードを表にして、生徒は「ああ当たってたー」「外れたー」とか受けてくれるわけですねなるほど。

そういえば私も小さかった頃こういうの好きでしたね。


ここでお歌の時間に。右下に「♪Let's Chant♪ What's this?」とあります。何か歌うようです。

こんな歌だそうです。(左下の□内に何かあります)

♪ ほわっでぃす?ほわっでぃす?ほわっでぃす?いっつぁどっぐ!いっつぁもんきー!いっつぁたいがー!わおざっつらいと! ♪

なんか楽しそう。この歌を聴くなり暗唱させるなりして、また絵カードを見せながらゲームするようです。

こういうの児童は楽しいでしょうけど、先生方はかなりしんどくありませんか?毎回こうやって何かゲーム仕立てでやってあげないといけないのだから。


かんじくいず?

ああなるほど、左から順にヒトデ、クラゲ、タツノオトシゴですね。英語だとそれぞれ「すたーふぃっしゅ」「しーじぇりー」「しーほーす」。

ヒトデは「海星」と書くし、英語では「starfish」だから「星魚」ですね。漢字のひとつひとつが英単語に対応することを教える狙いのようですね。

次の課題はこんなの。

教師が「ほわっでぃす?」と問いかけ、生徒が「いっつあきゃっと。いっつあきゃっつふっとぷりんと」と答えるのだそうです。

子どもは楽しいでしょうけど週1コマの「活動」でいちいちこんなことを準備してあげないといけないとしたら教師の負担大きいです。


「ほわっでぃす?」「ひんとぷりーず!」とか教師と生徒で対話しながらクイズして終了だそうです。

この Unit 8 で5コマ費やすようです。2コマめより5コマめまで、冒頭で必ず歌うんだって。右下にある「♪Let's Chant♪ What's this?」つまり ♪ ほわっでぃす?ほわっでぃす?ほわっでぃす?いっつぁどっぐ!いっつぁもんきー!いっつぁたいがー!わおざっつらいと! ♪

ふう。私が教諭だったらもう投げちゃってると思う。めんどくせー!って。


その9に続く!

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