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わたしを笑顔にする言葉 ~「ありき」でなく「あってこそ」~

こんにちは!
『無花果フリースクールもえぎ』スタッフのりんと申します!
今月もいちじくの日常を読んでいただきありがとうございます。



さて、早いことに9月も中旬に差し掛かってきました!
まだまだ暑い日が続いていますが、暦上では秋になりつつあります。
写真はギター演奏に奮闘する生徒さんたちの様子です!
運動や読書でもなく、もえぎの秋は「音楽」から始まったようでした!
ギターは「コード」を習得する必要があるので、なかなか演奏が難しいようで...。
それでも生徒さん同士でコツを教えあったり共に練習をしながら時間を過ごしております。
いつか1曲通して演奏してくれることを楽しみにしていたいです!


そんなこんなで。
今月のいちじく通信では、立秋のもえぎの日常をお届けしています!
加えて、生徒さんとの夏の思い出を振り返っていければなと!


題して...

わたしを笑顔にする言葉 ~「ありき」ではなく「あってこそ」~


それでは本編をお楽しみください!



夏の思い出


こちらは生徒さんと手持ち花火をしたときの様子です!
「夏らしい思い出をつくろう!」ということで、もえぎミニ花火大会を開催しました。
季節の風物詩を、生徒さんと楽しむことができてよかったと感じております!



さて、続きましては川遊びに出かけたときの様子です!
「夏と言えば水遊び!」ということで、川でめいっぱい遊んできました!
浅瀬で川につかりながら生徒さんも涼んでいるようでしたよ!
地域の身近なところで自然を感じた日となりました。



「夏といえばスイカを食べなくては!」 ということで、小さめのスイカひと玉を切り分けてみんなで食べました!
アイスを食べている生徒さんもおり、みんなで夏らしさを感じました。
来年は大きなスイカでスイカ割りイベントなどできたら楽しいだろうなとワクワクしています...!



もえぎと過ごす秋


ここからは初秋のもえぎの生徒さん活動を紹介してきます!
先日、生徒さんがもえぎの立て看板を作成してくれました。
動物や果物のイラストと共に、表側には「OPEN」裏側には「CLOSED」の文字を。
地域の方や面談に来てくださる方に楽しんでいただけるような作品となりました!
もえぎに来られる際には生徒さん作の看板に注目ですよ...!



こちらはもえぎ整理整頓デーの様子です!
ありがたいことに、もえぎへの相談&体験に来てくださる方が最近増えつつあります。
来客にも生徒さんにとっても、より過ごしやすい環境であれるよう、最近は掃除や整理整頓に力を入れています!
ごみの分別はもちろん、ものの住所を決めたり使わないものは押し入れに収納したり...。
写真はこたつ布団を圧縮袋に入れてコンパクトに片づけている生徒さんです!
みんなの空間を生徒さんと共に綺麗に保てることをスタッフとして嬉しく思っています!



「勉強の秋」ということで、無花果の学習風景も紹介します!
ちょうどこの時期、『無花果高等学園(通称:花高)』がテスト勉強期間だったため、もえぎの生徒さんも一緒に学習時間を過ごしていました。
決して強制ではありませんが、「みんなとかんばってみよう!」という生徒さんの気持ちも大事にしていきたいんです。
プリントを解いてみることも、本を読んでみることも、すべてが学びです。
自ら新たな発見ができる空間を大事にしていきたいと思っています!



無花果では、生徒さんがイベントの企画や運営に携わる機会もあるんです!
写真は、ももたろうスタートアップカフェにて無花果主催のイラストイベントを開催したときの物です。
イラストレーターの方をお招きし、多くの方にアートに触れていただきました。
生徒さんは当日スタッフとして、受付やパンフレット配布に協力してくれたんです!
ひとつのイベントを共に運営できたこと、スタッフとして嬉しい限りです!



こちらはSDGsフェアに参加をしてきたときの様子です!
無花果の出店として古着販売をしてきました!
最近、古着に興味をもっている生徒さんが多いこともあり、SDGsと結び付けて出店をすることとなりました!
会場まで商品を運んだり無花果のブースを設営したり接客をしたり...。
SDGsを通じて環境/社会問題について学ぶことはもちろん、イベント運営をも経験できる機会になったと感じています!



以上がこの1か月の無花果の活動になります。
楽しんで読んでいただけたなら幸いです...!

今月のいちじく通信、最後の写真は散歩に出かけたときのものです!
暑くてなんだか引きこもりがちな時期ですよね...。
先日の曇りの日、いつもより涼しかったので生徒さんと散歩に行ってきました!
もえぎの近所には、駅や商店街があるため、生徒さんとよく歩きに行くんです。
もちろん熱中症には気を付けつつ、無花果では屋外での活動も大事にしています!


あたたかい言葉


個人的な話ですが。
先日、離れていた無花果の現場に久しぶりに戻ったんです。
もえぎや花高にて、生徒さんが実際に活動している様子を見守ってきました。
ゲームをしたり、お話をしたり。
そこには、これまでのいちじく通信でお伝えしてきたような、無花果の日常が相変わらずありました。

嬉しいことに、私が長らく現場に関わることができなかった間に、たくさんの生徒さんが無花果に加わってくれていました。
その反面、「はじめまして」の生徒さんも多く、今の無花果の雰囲気に再び現場スタッフとして加わることができるのか、なんだか不安になったんです。

”また現場に戻れるんだろうか”
”私でなくてもいいんじゃないだろうか”
"生徒さんが安心できる空間をつくれるだろうか"

そんなことを思っているときでした。
生徒さんが「久しぶりだね」とお話をしてくれたんです。
私を覚えてくれていたこと、言葉をかけてくれたことへの安心感と嬉しさでいっぱいでした。

スタッフとして、現場で生徒さんと活動することを大切にしています。
はじめて無花果に来てくれる生徒さんが、もえぎや花高の雰囲気を感じてもらいやすいよう働きかけることはあっても、スタッフが常に何かを担ったり、主導したりすることはなくてもよいと感じているんです。
なので、久しぶりに現場に戻った私が、生徒さんと同じ空間で共に何かをできなくても、生徒さんが安心感のもと活動できることが嬉しいんです。
その前提はありつつも、一瞬だけ私に不安がよぎりました。
ですが、生徒さんのたった一言で安心へと変わりました。

「スタッフありきの無花果」ではなく「生徒さんたちあってこその無花果」

という我々が大事にしていることを、生徒さんから再度伝えてもらったんです。
それからは、久しぶりに会う生徒さんが夏休みの思い出を紹介してくれたり、高校合格の報告をしてくれたり。
そのほか、たわいもない話題で対話を楽しみ、笑った日となりました。


連日の暑さゆえに、なかなか外に出たくないこともあるかと思います。
夏休み明けの新学期ということもあり、少し学校に通いづらいなと感じているお子さんもいらっしゃるかもしれません。
現に、無花果へ相談や見学に来てくださる保護者さんやお子さんが増えてきています。
学校ではない新たな場所で、何かに夢中になったり、ゆっくり何かを考えることのできる空間が無花果にはあります。

私が生徒さんにしてもらったように、誰もが無花果を大切にできる。


そのような場所を守り続けていくために、これからも私たちは活動をしていきます。



私たち無花果は、認定NPOを目指して活動しています。
認定NPOになることで、もっと多くの子どもたちに、もっと多くのことができると考えています。
みなさんの500円、1000円の寄付で、認定NPOに大きく近づきますので、無花果の一員になってもらえると嬉しいです😊

※この記事は2023/9/13に配信されたものをnote用に再編集しています


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