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思考記録02 -ゲームのデータ-

2019/06/02

 あんまり言葉ってかんじの記録じゃない。

 ・ゲームデータも場合によっては生き物のように感じること 
 ・10年保管して保持しているデータに、愛着愛情が湧いたこと

はじめに

 私はゲーム機をあまり持っていないから、滅多に自分でプレイしない。
唯一、熱心にプレイしているものは、ポケモンシリーズ。

 私が初めて好きになった生き物は恐竜とうさぎだ。
ポケモンには恐竜やウサギのような見た目をしているキャラクターも色々いるのがきっかけで好きだった。
 初めてプレイしたゲームは「ポケモン パール」、今からちょうど10年前。買ってもらえたことが嬉しくてチマチマ遊んでいたら総プレイ時間数は400時間を超えた。その後のプラチナはもっとやり込んで700時間を超えていた。その他ソフトもそれなりにやっている。人生の何分の1かはポケモンが占めているだろう。

思考記録

 最近、2年ぶりくらいに3DSのポケモンのソフトをプレイしている。
普通に楽しい、しばらく心がポケモントレーナーになり日常生活にポケモンの空想が溶け込んでくる。現実に無い存在を現実に呼び出す空想をする癖はポケモンで備わったのだと思う。なんで自分がこんなことになるのかと考え直してみたところ、これはゲーム上のシステムと個人の体験や経験が噛み合ったからだと思った。

 ポケモンは、ポケモンと呼ばれるキャラクターを育成して戦闘をするゲームだ。ポケモンにはそれぞれ性格の違いや能力の個体差があり、プレイヤーのIDが与えられる。ニックネームもつけられる。
世界にたった一匹だけの自分のポケモン(データ)を所持するという概念が生まれる。(ヤバくない?)
この時点でただのゲームにプログラムされたデータに思えなくなっている人間もいる。私だ。

 これまでゲームボーイやゲームボーイアドバンス、DS、3DSとか色々な機種からソフトが発売されている。
そしてこれらがヤバいシステムで繋がっている。そのシステムとは旧作ソフトで育成したポケモンを新しいソフトに引き継ぐことができるのだ。
※新→旧への引き継ぎはできない。システム上の問題に違いないけど、時間に逆流できない道理に妙に噛み合っているように感じる。

 具体的に言えば、10年以上昔のポケモンのデータをオンライン経由で新作ソフトに引き継げるのだ。(実際のシステムで、元のデータそのものを扱っているのか複製したデータを扱っているのかどうか別の方法かは分からない)
10年以上続くシリーズの流れ全てが繋がるこの長さがヤバく、昔からずっとシリーズで遊んできてポケモンそのものが好きな人はこのヤバさに陥りやすい。と私は思う。


 私は先日比較的新作ソフトに10年前のデータを引き継いだ。
10年経つとキャラクターのグラフィックが、2Dドットから3Dグラへ変わった。
個人的にポケモンは2Dドットの時代が良かったと思っていたのが、ずっと大事にしていたポケモン(データ)が、3Dグラになったことで実体のある身体があるように感じられた
そしてこの変化にものすごく感動した。初めて動いてるとこ見たみたいな、前より生き生きしてんじゃん!みたいな。
 最近のソフトには、ポケモンを世話をしたり触れ合える機能もついているから、電子ペットの域をクリアしつつあると思った。モクローのポケリフレ、ありえん可愛い。(ヘッダー画像)
 
 攻殻機動隊でもゴーストと身体の関係が描写されていたように、命を持つ(ように見える)生き物の条件に身体を持っているという点が非常に重要なことであるのだなと痛感した。

 ポケモンはあくまで架空のキャラクターだ。そしてゲームの中のポケモンの実体はキャラクターとしての体を持った風に見えるデータなのだ。

無理やりまとめ

 なかなかゲームの中にいるポケモンがデータではなく生き物に思えるみたいなことを考える人は数少ないかもしれないが、この作用はプログラミングやコーディングでも利用できるのではないかと思う。

 これ自体は私個人の執着と思い入れや、ポケモンという長いシリーズから生まれたもので、これの完璧な実現は好きになってのめり込むための時間や色々必要なものが多く厳しすぎると思う。
 しかし、生き物さを感じる動きをするプログラミングは書こうと思えばかけるし、人に愛されるようなコードもその路線にあるんじゃないかと思った。