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[八丈島] ちかくて遠い島へぶらり一人旅。



2020年5月現在:政府の緊急事態宣言に基づく在宅勤務が2か月を越え、さらに私が八丈島に興味をもつきっかけを与えてくれたリラクゼーションサロン hachidori も今後の新たなステップを踏むために5月末で現店舗をクローズするという。

・・・・くやしい。

誰にもぶつけられない、どうにもならない悲しみや怒りを癒しに夏の訪れる少し前の初夏の八丈島へ行きたい・・・。

・・・・・いけない。

どうしたらいいのさ。という行き場のない思い。

いや、きっとこれはわたしにとってもhachidoriにとってもほんとにしたいことを見つけるための試練でもあり、チャンスでもあるんだ。そう思いなおす。再開の時を信じて、わたしも今やれること、やりたいことを心のままにやろうと思う。それがこの訪問記の振り返りだ。

なにはなくても最初の2019年5月の訪問が面白かったからそのあと2回もいったんだ。そうだそうだそうなんだ。そんな大事なことは書いておく必要がある。うん。Taroさんのことを書くといってまだ書いてない。Taroさんを知らない島人はもぐりなのだから・・・。時を戻そう。。。

八丈島の印象=ダイバー天国 八丈ブルー。

たしか10年以上前に日の出桟橋から船で八丈島へきた思い出がある。

そこでの思い出は美しい海とウミガメ、ダイナミックなマクロの島地形の岩々、その岩に花咲く様々なサンゴ礁や色鮮やかなお魚たち。

そして明日葉。(10年前の八丈島訪問記録終了。)

八丈島、島人が東京で語っていた八丈島談。

① 謎の動物 キョン。

② 牛。牧場。

③ 自分の心の汚さを申し訳ないっすといいたくなる心のピュアな人間 TAROという人。

う・・なんかあれ、わたしがいったことがある島の印象とかなり違う。なにこれ。未開の土地? なに、なに。もしや私は大事なものを見逃してきたのでは?

きちゃった・・・。

有給がふと取れそうだったので、疲れて壊れそうな身体と心をひきずりながら現実逃避の旅として心にとめていたこの島にした。事前にしらべず、とりあえず宿(今回はプチホテル満点望)と飛行機だけとってあとはそのまんま。免許ないので、タクシーとバスで移動。

・・・バス。1時間に数本しかないから、空港の観光案内でゲットしたバス時刻表と会話。そして地図。いま私はどこの地域にいるのか。島は何区画かの居住地域について名前がついていてそのざっくり感がわかると後で便利になるが、はじめてはまず自分はそこの把握から。そして、バスにのるためのバス停を探す・・。

てくてく。てくてく。。。。。なんもない。だれもいない。車もそんな走ってない。人も歩いてない。怖い。この道でいいのか。バス停。だれもすれ違わない。まだなのか。

あ、みつけた。でも、両車線あわせて1個しかない。どっちで待ってればいいの。誰もいないから、誰にも聞けない。なんの標識もない。もうここは時間がくるまで腹を決めて待つ。。

猛烈なアウェイ感。不安。日常の自分の世界は、前見ても右見ても左見ても後ろ見ても間違えないように、間違わないように、いろいろな国の人がわかるようにいろんなサインと情報が視覚や聴覚の中に飛び込んでくる毎日。

そんな親切な世界で飼いならされて鈍った自分を思い知らされる。今こそ自分の選択を信じて腹を決める感覚。Back to the basic.

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ただ沈む夕日をみまもるだけのための時間。

そして、こんな天気の夜は思わず声が漏れるほどの圧倒的な満点の星空。

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絶景の自然のなか育てられるふれあい牧場の牛。

ほんとに気持ちの良い日だったので、草をはむ彼らをじーっと何時間もみていられる。

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ほんとにいた。キョン。鹿みたいだった。

キュートな名前でイメージしていたより、しっとりとしたおちついたたたずまい。

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南原千畳敷。天然溶岩の海岸。

溶岩が手つかずの自然のままの形をのこしていて、すごいエネルギーの高い海岸。ランダムな形の岩の岸壁にはじける波しぶきが様々な表情を生み出し、みていて飽きない。岩にこしかけて足を冷やしながら瞑想したり波遊びしたり。腰掛けた溶岩は太陽の光を吸収してポカポカする。遠赤外線効果。晴れた昼間は、ポカポカを越えてジリジリだったりするのでふとサムギョプサルの豚三枚肉の思いにシンクロさせたりさせなかったり。なかなか関東圏にはない風景で時がたつのがあっという間。夕方は八丈小島に沈む夕日もきれいにみえる。圧巻。

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歩くパワースポット。

そして”自分の心の汚さを申し訳ないっすといいたくなる心のピュアな持ち主”こと、栗田”TARO”友美さんのトリートツアーとロミロミ施術をお願いしました。(サロン名:ハナリマポノ

トリートやロミロミをつうじて、本来もっているその人自身の力、あり方を整えたいという思い。オープンで率直なTAROさんのお人柄に自分の心もほどけて本来あるがままの自分の姿にいつの間にかもどっていきます。

お顔暗くて見えないのですが、彼女を裏見が滝で撮ったこの写真に写りこむ様々な色と形のオーブ、みえますか?

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そして、ロミロミ施術。わたしの疲れ切った心と身体がいかに変化したのか。

施術前 (Before)の背中のむくみ

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施術後 (After) 背中すっきりで肩甲骨ラインも見える。

くびれもしっかり。

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TAROさんのプロフィールをご覧いただくと、その活動は多岐にわたり、八丈島の地域のみなさんと深くかかわりあいながら様々なプロジェクトを立ち上げ、特に島の教育支援にも積極的に参加されています。

島の子供や大人にフラダンスを教えておられていて、ご厚意で、その日にあったクラスを見学させていただきました。

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教えられていた古代フラも、とても神聖で、謙虚に自然の神に感謝する神々しいもので、みていて背中がまっすぐになり、心が洗われる貴重な時間でした。

トリートや施術のみならず、TAROさんの在り方やお話を通じて、自分のエゴで凝り固まって疲れた思考や体をほぐしていただくことができました。そして、自分の存在意義として、これからの未来を支える財産である周りの子供たちに愛を持って何かを残し、受け継ぐためにわたしなりの選択としてどんな行動ができるのかなぁとか。その宿題をもらった旅でした。

はじまりは現実逃避でした。

だけど、この島自体がもつ力。その力から引き出される人間の力をそのまま素直に出すことの美しさ。そして、自分にそれができた時のうれしさ。

こんな美しい世界を体感できた気がします。

これからもなんども自分のバランスは崩れることはいっぱいあるとおもう。逃避したくなることもある。そんな時は、ここにきて、自然の力や人々のエネルギー、本来ある自然な美しさを見つけながら、ほんとの自分を取り戻したいな。

この島に来なくても、取り戻せるかもしれない。

だけどまた来たい。

まだ知らない手付かずの美しさに出会いに。

つい、最後は真面目になってしまったけど、この島に来てみようと導いてくれた、hachidoriのオーナー、ちえみさんに感謝。新しいチャプターのチャレンジも、島人だからこその、創意工夫と真摯さでわたしに大きな気づきや刺激を与えてくれるんだろうなと今からワクワク楽しみにしてる。

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