『創業部会』はじめます
中小企業診断士の研究会で「創業部会」なるものをみなさんと立ち上げました。
とりあえず4~5人ぐらいの診断士仲間で、ゆるりと始められたらと思っていましたが、20名ちょっとの診断士にご登録いただきました。
本当にありがたい限りです。
「なぜ今、起業がテーマなのか」
参加者一人ひとりの想いはあると思いますが、自分なりの起業支援の想いを書き留めておこうと思います。
1.新しい起業のカタチを応援したい
身近なパン屋やラーメン屋の創業だけでなく、最新のテクノロジーを取り入れたビジネスや「ちょっとした不便」を解決するアプリ開発など、起業のネタはさまざま。そんな事業の構想をきいているだけでワクワクしてきます。
起業支援のおもしろさは「これから始まるビジネスの種」を聞きながら、一緒になって、未来を想像できることかもしれないですね。
最近では、地域の社会的課題を解決するための起業や、副業や兼業から始める起業など、起業の間口も広がり、自分らしく生きるための選択肢として起業が身近に選ばれるようになってきました。
そんな「起業家の想いをカタチに変える」
起業支援の醍醐味かもしれないですね。
「新しい起業のカタチを応援することは、きっと、日本の新しい社会のカタチを応援することになる」
と勝手な妄想を膨らませています(笑)
2.地方を起業で元気にしたい
「地元は好きだけど、地域で働きたい仕事がない」
地方で仕事をしたときに、地元の人からよく聞く言葉。
「好きな仕事があれば、わざわざ都会なんか出たりしない」というのは、確かにそのとおりなんだと思います。今でも大企業を誘致して、雇用を生み出す施策に頼るのもわかります。
でも、その地域に住んでいる人たちの困りごとや、その地域の魅力を活かすことで、ビジネスにつながることも多いのかな、と思ったり。
実は、地方に足りないのは「仕事」よりも、「仕事」を作り出せる人材(起業家)のほうかもしれません。
「地方を元気にする起業家を応援する」
そんな、地域に貢献できるような起業支援もできたら、おもしろいですね。
3.起業支援をアップデートしたい
起業支援の鉄板メニューといえば、①創業セミナー ②創業アドバイス ③創業資金支援 など。もちろん、スタンダードな起業支援も大切ですが、起業を取り巻く環境が変化していれば、支援者のアップデートも必要なのかも。
例えば、クラウドファンディング。
10年前には「起業するときの資金調達」の選択肢には、なかなか想像できませんでしたが、今ではテストマーケティングを兼ねた資金調達手段の一つです。
金融機関からお金を借りるには「論理性」のある計画書が求められても、クラウドファンディングでお金を集めるには、応援者からの「共感性」が優先されたり、アドバイスの視点も変わってきます。
起業支援のアプローチも増えれば、始めるビジネスや起業家のキャラクターなど相手に合わせて、よりオーダーメイド的な支援が求められるのかもしれません。
起業家が時代に合わせてアップデートしていく以上、支援者もアップデートしていきたいな、と切に思います。
これから
創業部会は、参加する部員が『起業』を軸になにか一緒に考える場になるのかな、と思っています。これから創業部会がどんな「カタチ」になっていくのか、自分でも楽しみです。
創業部会もある意味「起業」
新しいことにチャレンジしながら「起業支援のカタチ」を模索していきます!
みなさん、どうぞよろしくお願いします。