焦り #14

自分は極力、暇な時間を作らないようにしている。退屈をしている時間がもったいないと感じるためである。しかしそれ以上に、退屈に恐怖を覚えているためでもある。これには理由がある。
自分と同じ年齢の人間たちは、もう就活を終えている人や就職している人ばかりである。その中には、自分磨きをして能力を高めている人間もいる。このような人間をみると、焦りや不安が生じる。何もしないで過ごしていると、このような焦りや不安に押しつぶされそうになってしまう。そのため、暇な時間を作らないようにしているのだ。

しかし最近、このように過ごしていても先に述べた焦りや不安が消えなくなっている。理由は、同じような日々を過ごしているからだと思っている。
資格もインターンも、自分のためであるし能力を高めるために行っている。しかし、何かを継続する中でいつも考えてしまうことがある。それは、結果が出ないため自分のしていることの意味が見えなくなることである。もちろん、成長するつもりで行っている。そうでなければやっていない。しかし、周りが成果を出しているのに、自分は成果を出せていない。同じような日々を過ごして何になるんだろうと考えてしまう。何かをしても、結果がすぐに出るわけではない。それをわかっていてもこのように考えてしまうことがよくある。

そもそも、それがわかって2年遠回りしているわけであるし、こんなことを考えていても仕方ない。結局のところ、過去の自分と比べるしかないし、他人と比べても答えが出るわけではない。今の自分が将来的に正しいことをしているのかは、わからない。それでも、後悔のないよう自分の決めていることはやり遂げていきたい。