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025.インナーチャイルドの声…じゃなかった話

インナーチャイルドケアには、実家を出ることが推奨されているような気がする。
わたしは実家暮らしがとてつもなく長い。
ひとり暮らしの計画遂行を過去に数回試みたことはある。けど、毎回、違和感ありまくりだったので、もう最近はあきらめた。

あきらめながらも、わたしの弱みは「実家暮らし」だといつも最後は強気になれない自分がいた。

なにを言っても
「実家暮らしのくせに」
ということが離れない。
それがまた、わたしの自己肯定感の低さにつながっていく。

今日もひとり暮らしについて考えていた。
しばらくしたら、そこはかとない悲しみが出てきた。
天気も悪いし、こういうときは物悲しくなるもんだ、と済ませてしまおうと思ったのに、今回の悲しみの質は、今日の天気のようにじっとりと重い感じ。でも、天気のせいではないのはわかる。

どうやら、わたしがひとり暮らしのことを考えていたことが原因みたいで、インナーチャイルドが実家を出たくないと言っているようだ。
そうなんだ、家にいたらいいの?と話しかけたら、こころが軽くなった。

実家暮らしの自分に対して、自分を罰する思いを持ち、一人暮らしできない自分を責めていた。
でも、物件を探していても、苦しくなるし、わたしは、わたしがどうしたいのか分からずにいた。

そんな気持ちが、わたしを、そしてインナーチャイルドを苦しめていたんだと分かった。

わたしは自分の問題を環境のせいにしていた。それはただの逃げだ。
実は環境は関係なくて、わたしがなにを選択するか、どう行動するか、だけなんだ。

繰り返し繰り返しわたしの前に現れる「ひとり暮らしのススメ」ネタによって、わたしがもやもやをいつまでも握り込んでいることをもうやめて、と伝えてくれているんだろう。

実家にいたいインナーチャイルドなんて、わたしが知る限り初めて。
疑いたくもなるけど、なんとなくインナーチャイルドだと感じるのだ。
これからも少しでもわたしにとって不自然なことをしたら、きっとまた何かしらの違和感で教えてくれると信じることに決めた。

***
と、ここまで書いて、お風呂に入っているとき、
母と妹がケンカしていた。
母が妹のぬか床に勝手にナスを何本も入れたことが原因。
妹「わたしのぬか床だよ!」
母「ぬか漬けの野菜はわたしが買ってる!」
妹「勝手に触らないで!」
母「じゃあ、ナス全部出す!!」

ふたりとも思いを伝えるのが下手だし、母がこの家のものは全て自分のものだと思ってそうな感じも気持ち悪かった。

その争いを風呂のなかで聞きながら、残念な気分になる。

さっきの声はインナーチャイルドじゃないね。
わたしにちゃんと考えろと伝えにきたわたしだ。

日々修行だなあと思える日々。

今からストレッチして、とっとと寝ようっと。


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