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職場とわたし、一致してないなら

会社にAさんが入ってきて、1年になる。
こどもが4人いて、梨花さんに似ている。
40代。同僚たちと同じ世代。でも、Aさんだけはかわいいねぇとちやほやされていた。

数ヶ月たち、Aさんの仕事ぶりをみんなが気づき始めた。ミスが多い。記録がちゃんと書けてない。
入社前にできると言っていたのに(それで常勤で入社したのに)入社後、家庭の事情でできないと言う。

責任感の強い常勤からは少しずつ不満が出てくる。言っても直らない。本人はのほほんとしている。他の常勤の不満はもりもりしてくる。
ある日、噴火!
上司に伝える。
上司の返事は
「Aさん、かわいいからねー」
だった。
上司は50代女性。
Aさんのミスに、上司は「いいんじゃない」と言う(どう見てもよくないミスなんだけど)。結局事故報告書を書くことになったけど、そのミスに気づいた他の常勤も連帯責任として事故報告書を書かされる。なんで?って職種の違うわたしでも思う。

と、いうことがここ数ヶ月で起きている。

わたしは職種が違うので、直接の被害はないんだけれど、同僚の話を聞いていると、この会社はおかしいんじゃないかと思うのだ。
わたし自身もうすうす感じ始めていたことではある。

賞与のための上司との面談では、わたしの思いや熱意(わたしはおそらく熱い方)は全く聞いてくれない。そっちに話が行かないのだ。雑談して終わり。
最後に「辞めないよね?」と聞かれる。
…不完全燃焼。

会社の今年の目標に対して、個人目標を立てる。会社の目標がなにを目指しているのか分かりづらい。とうとう今年は去年のコピペしてしまった。

面談や目標を立てると言う形はすばらしい。
でも、中身が空っぽ。

よく観察していくと、仕事ができない人がちやほやされるようだ。
上司に痛いところをつくような発言をする人や上司よりも仕事ができる人は、煙たがられる。空気を読まない人も扱いが冷たくなる。

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ここまで書いて本題。

最近は自己一致がわたしのテーマ。
内側と外側が一致しているかどうかを確認しながら生きている。
まだまだだけど、意識するようになってからは自分との対話もできるようにはなってきている。

では、会社と自分は一致してる?って思ったのだ。
わたしは、自分の役割をちゃんとやればいいと思ってきた。
でも、わたしの気持ちをシェアしたときに、理解され、さらに向上心をもてるような場なのかというと、ここは違う。
わたしは今まで、わたしの仕事(わたしの職種)の必要性をことあるごとにさりげなくプレゼンして、みんな、気づいてね!!とアピールしてきた。ここの職場の人たち(特に上司)はわたしの職種の専門業務を自分たちでもできる簡単なことだと思っているから。

他職種連携の素晴らしさについてのプレゼンを5年もやってきているということだ。
今まではそれで良かったのかもしれない。どうやったらうまく伝わるかを考えることが楽しかったんだろう(実は今の職場の前も同じようなことをしていた)。

でも今は、切磋琢磨でき、向上心もりもりで、信頼でき、自分の仕事を任せられる同僚と働きたいと思う。

わたしの仕事の軸を見直そう。
そして、書き換えよう。

わたしが変われば、環境(転職とかね)が変わるかもしれない。
仕事について、働き方について考えるきっかけをもらえた。

最初の長い長いAさんのはなしはここにつながる。
Aさんが職場をかき回してくれたおかげで、気づいたことだから。
Aさんは天使なのかもね。

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