とある塾講師の独り言③
前回の続き↓
⑥成績優先の違和感
塾の講師の役目=生徒さんの成績を上げること
私が塾にアルバイトとして入った時、塾長にはこう言われました。
まあ、当たり前のことといえばそうですよね。
親御さんだって、生徒さんだって学校の成績を上げるために塾に来ているんですから。
ただ、私としては引っかかるんです。
学校の成績を上げることだけにとらわれていいのかなって。
別に学校の成績が良かったからといって将来、何か役に立つわけではないですよね。
ただし、私は成績を上げることに反対しているわけではありません。
A大学では○○の研究していて、私は○○の勉強をしたい。
そのためには、成績を上げてA大学に行くんだ!
といった、なんで成績を上げたいのか明確にしていればかまわないと思いますが、
ただ評定「5」の数字をとりたいとか、あまり目的のない考えだったら、
成績を上げること必要はないと思います。
問題の意味を教えたい
アルバイトの大学生である私が言うのもなんですが、
塾講師の役目って、生徒さんの成績を上げることだけではないです。
生徒さんに、なんで学校でいろいろな教科の問題を解かせるのかを教えるのも役目だと思います。
学校のテストの問題は、当然のように答えがありますが、
世の中の問題は絶対正しい答えはありませんし、解き方も様々です。
世の中に出て困難な問題に直面した時に、問題に対してどう立ち向かい、どういう手順で解決に導くか?
その手順を様々な教科の問題で練習をしているのが、学校や塾の勉強なのであって、その生徒さんの勉強を手伝うのが、塾講師の役目なのではないでしょうか?
大学生アルバイト塾講師のちょっと大げさで変わった、あくまで個人的な意見でした。
(終わり)
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