見出し画像

改めて、改めて、漫画塾

拝啓 皆様

お疲れ様です。木端みのです。
普段は、漫画家としてお仕事をいただいて生活しております。
今現在は商業媒体の漫画連載で、作画を担当しております。

noteを始めた去年の冬から、私の環境も変わりつつあります。
それにともない、作家としての目標も少しだけ変化したので
noteのプロフィールページを更新しようと思いました!

前からフォローしてくださっているかたに、
新しく見つけてくださったかたに、
この記事を書くことで、私の夢に対する思いを知ってもらいたい。
そして、夢のための活動を見守ってもらえたらうれしいです。


その夢は、漫画塾

AI社会の漫画家

このnoteやYouTubeでもたびたび触れていますが
話が作れるAIやイラストが描けるAIが出てきて、
AIを利用することで漫画が描けるような時代になりました。
漫画家という職業が将来どうなるのか…私にはわかりません。

そんな中で、なぜ漫画塾を作りたいのか?

漫画家を育成する場としての学校はもう足りているはずです。
そもそも、プロのかたが漫画の描きかたを丁寧に解説している
動画がYouTubeにいっぱい上がっている。
SNSには最新の技術が、本の中には先人の知恵がある。
それらを組み合わせ、型を学ぶことで漫画はひとりで学べる時代になったと思います。

そんな状況で、無名の私がなぜ漫画塾を開く意味があるのか。
ないんじゃないか。
講師として、教えられる立場にあるのか。
それもまた、ないんじゃないか。

こういった自問自答を半年ばかり繰り返していました。

それでも、漫画塾

漫画塾を開こうと思ったその日から、
状況も考え方も日々移ろいでいきました。
これからもそうだと思います。

だから、これは「いま」の私の答えとして聞いてほしいです。

ふたつあります。

自分の手で描く楽しさを感じられる場所を作りたい。
九州のいなかの街、生まれ故郷にその場所を作りたい。

漫画と手帳

話が少しそれますが、最近「手帳」にハマりました。
お気に入りの万年筆、お気に入りのインク、お気に入りの紙。
日々のささいなできごとを記録していく。
楽しいことも、悲しいことも、何とも言えない複雑なことも。

書き間違えることもある。
Ctrl +zキーで巻き戻せない。
deleteキーもなくて、間違えながら試行錯誤していく。
そうすることで、私だけの手帳になっていく。
自分と一緒に成長してくれる唯一無二の手帳はとても愛おしいのだと知りました。

このライブ感なんじゃないかと思いました。
AIがすべての仕事をこなす未来に、
必要なのはこのアナログなめんどくささなのではないか、と。

デジタル漫画が主流の時代ですが、
まだアナログで漫画を描くこともできます。
それは、手帳を書くことと似ている。
iPadで全てを記録することもできるのに、なぜ手帳とペンを取り出して書くのか。
巻き戻せないし、全消しもできないのに。
めんどくさいじゃないか。
めんどくさくって、楽しいじゃないか。

手帳って誰かに見せるために書くもんじゃない。
明日の自分のために今日の自分を残すことだと思って。

手帳のように、描く漫画

手帳のように、自分自身のために
描く漫画があってもいいんじゃないかと思ったんです。

漫画ってエンタメだから、読者がいないと成り立たないよ!
っていうのもわかります。
面白くなきゃ、っていうのも。

それはそれとして、
前段階として、
自分だけが楽しめる漫画。
描いてもいいんじゃないかなぁ。

描く楽しさがないと、描き続けるのはつらいし。
楽しみが担保されていないことを始めるのって
気が重くないですか?

発表して評価をされるために描くのはいいんだけど、
とてつもなく遠いゴールまでの道のりが果てしなくて。

じゃあ、まず自分の健康のために歩き出してみたらどうだろう。
きもちの健康のために。

アナログ漫画を描くとなると、私の地元でやりたいな。
私が好きな、旅情あふれるこの街…

そういったいろいろな考えが狭い能内をぐるぐるぐると渦巻き、
私は当面の活動目標を定めました。

手帳のように漫画を描ける、長崎漫画塾

です!

どんな塾?

手帳を描く延長で、日々の記録を残すように。
または、夢に見た楽しい世界のアイデアをメモするように。

肩の力を抜いて、漫画を楽しめる塾を長崎に作りたい。
描くことがなくても、長崎を旅行して感じたことを描いてほしい。

自分がヒット作家じゃないから、
何百万部売る方法とかは教えられないけど。

例えば、買ったばかりの服にコーヒーを溢して悲しいとか。
バスが来るのが遅いから、動く歩道みたいに道路が動けばいいのにとか。
そういう、思いや想いを形にするためのお手伝いができたらと思います。

そのための、技術・実力や信用・信頼を得ることが私の目下の目標です。

具体的に!

YouTubeでオンライン漫画塾を始めたいです。
また、年内に1日だけのお試し漫画塾を長崎で開催したいなぁと思っています!

よろしくお願いします

長い自分語りを読んでくださり、ありがとうございました。
これからもこんな感じで、ひとりでふわふわ話します。
よかったら、また読んでください。

また記事を書きます!

木端みの より

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事がよかったなって思ったら、サポートしてもらえるとうれしいです。いただいたご支援は、作品制作のために使わせていただきます!